放置された劣化ウランby:管理人6/5 11:41返信 編集済
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/jishin/110823rekkauran.html
首都圏には住めなくなる「重大危機」
 いよいよ、冒頭に述べた"重大危機"の語である。
 ご存じのとおり、3月11日の東日本大震災の直後、千葉県市原市のチッソ石油化学五井製造所と隣接するコスモ石油干葉製油所で、液化石油ガスタンクが燃える大火災があった。
―中略
 鎮火に10日を要する大火事の炎は隣のチッソ石油化学へ延焼し、保管倉庫を焼いた。その倉庫に保管されていたドラム缶33本は辛うじて難を逃れたが、ドラム缶の中には総量765キログラムの金属が入っていた。
 その金属とは。
 劣化ウランだった。
 もし、劣化ウランが燃えたら、どうなったのか。
「劣化ウランは燃えやすく、粉塵になる。吸い込むと粒子が気道に沈着し、アルファ線が細胞を破壊する。もし免疫細胞が破壊されると、人体に重大な影響を与える」(劣化ウラン研究会の山崎久隆代表)
「劣化ウラン弾が燃えた後には、直径1マイクロメートルの微粒子に1兆個の原子がある」(矢ケ崎氏)
 チッソ石油化学の担当者は、こう説明する。
「劣化ウランは放射線量も低く抑えられている」
 だが、そんな危険な核物質が、ひとたび燃えだせば消し止めることさえ困難な石油タンクのそばに置いてあった事実は重い。
「十分な情報公開」と言えるのか
 あまりに不十分な管理体制を、文科省に問いただすと、担当者はこう答えた。
「廃棄物を保管する管理区域内で3ヵ月間の上限が1.3ミリシーベルト、周辺監視区域で年間1ミリシーベルトという放射線量の上限を各事業所は守っている」
引き取り手がない「核のゴミ」
  放射性物質を扱う事業者は、研究や事業に使っているため、その結果として、次々と"核のゴミ"を生み出すというスパイラルに人っている。核物質は永遠に消えないわけだ。
 さいたま市にある三菱マテリアル大宮総合整備センターでは、200リットルのドラム缶換算で3万910本の放射性廃棄物を抱えている。放射線量にすると38ギガベクレル。
1秒間に380億本の放射線が出ている計算になる。同社の清水正夫所長補佐が説明する。

コメントへ続く

コメント

Missing in the field
2012年6月5日21:05

「以前、研究開発用に使用したもので、廃棄物の中身は、ウランやトリウムで汚染された土壌が7割で、残り3割は解体撤去した際の設備や作業服、靴などいずれも放射性物質で汚染されているものです。
捨て場所がないので、03年に地下2階建ての保管庫を造り、厚さ4ミリの鉄板でできたコンテナ状の容器に詰めた上で保存しています」
 同社は安全性をPRするため、保管状態を公開する見学会を実施している。
 08年に原子力機構法を改正し、日本原子力研究開発機構が低レベル放射性物質の埋設処分をすることになった。日本原子力研究開発機構埋設事業推進センターはこう説明する。
「埋設処分の方法には、鉄筋コンクリート製の施設の中に埋めるピット型と、浅地中に埋めるトレンチ方式がある。これからドラム缶53万本の埋設処分場を造る計画ですが、場所がまだ決まっていない」
 稼働は早くても2020年。まだまだ、核のゴミの増殖スパイラルは終わりそうにない。



日本の原子力政策の杜撰さ!
身近な放射性物質の拡散。
山口の岩国の保管も最近わかった。
最終処分場も決まっていないのに原発稼働に拘る不思議。
全てが『金儲けの為』だけの政策!
国民の安全安心は御座なり。

21世紀は放射性物質との闘いになるのだろうか…

子々孫々への最悪の十字架になるのは間違いないみたいです。

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