放射性廃棄物の無害化に道? 三菱重、実用研究へ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ040JJ_X00C14A4000000/
三菱重工業は重水素を使い、少ないエネルギーで元素の種類を変える元素変換の基盤技術を確立した。
原子炉や大がかりな加速器を使わずに、例えばセシウムは元素番号が4つ多いプラセオジウムに
変わることなどを実験で確認した。将来の実証装置設置に向け、実用化研究に入る。
放射性セシウムや同ストロンチウムを、無害な非放射性元素に変換する
放射性廃棄物の無害化処理に道を開くもので、原発メーカーとして実用化を急ぐ。
3月下旬、米ボストンのマサチューセッツ工科大学の講義室。世界から集まった
100人以上の研究者を前に、三菱重工・先進技術研究センターの
岩村康弘インテリジェンスグループ長は「元素変換はマイクロ(100万分の1)グラム単位で確認できた」と報告した。
多数の質問を受け、同社の実験を説明する理論の提案も数多く発表されたという。
 三菱重工の横浜市の先進技術研究センター。700を超える幅広い製品群を擁する同社の
次世代研究を一手に引き受ける秘密基地だ。研究棟の1階の約3分の1を占める
クリーンルームで研究者が白衣に身を包み、約25ミリ四方の薄膜の金属板を装置にセットする。
超高温や超高圧をかけることなく、数日で内部で元素が変わり、新たな元素が生まれてくる。
(中略)
セシウムの元素変換率は、ばらつきはあるものの100%近いものもあるという。
元素変換を示唆するガンマ線も微量ながら検出している。
同社はセシウムの場合、パラジウム多層膜の内部で4個の重水素が1個のセシウムの原子核に十分近づき、
陽子4個と中性子4個が加わりプラセオジウムになったとの仮説を立てている。
ただ、詳しいメカニズムや理論は分かっていない
元素変換は「エネルギー収支が合わず、
従来の物理学の常識では説明できない」などの指摘がある。
新しい元素の量が少なく「外から混入した可能性も完全には排除できない」との声もある。

放射性物質を変化させる。
この技術が確立される事を祈るばかりだ。
実現したら日本人にとって『希望の光』になるだろう。

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