基調講演
「財政及びその他の持続可能性の課題に対する会計検査院の役割の展開」
米国会計検査院(GAO)院長ディビッド・M・ウォーカー
この近視眼や視野狭窄は、私の母国であるアメリカ合衆国が直面する最も深刻な問題の一因となっています。
その問題とは、アメリカでますます大きくなっている長期的財政不均衡です。1946年から1964年の間に
生まれた人たち、いわゆるベビーブーム世代の高齢化や医療費の増大などを主因として、アメリカに
押し寄せようとしている財政支出圧力の津波が、今まさに水平線上に見え始めています。これは
疑いようのない事実であり、その数値は明確で説得力のあるものです。しかしながら、今の政策立案者は
迫り来る氾濫に備えるための十分な手立てを講じていないのです。これは必ず変えなければいけません。
これはアメリカのためだけでなく、世界のその他の国々のためにも、早ければ早いほど良いのです。
真の問題は現在の財政赤字ではありません。というのも、連邦政府の財政赤字はここ3年間連続して減少
しているのです。それよりも、アメリカの将来における真の脅威は国債残高の増加と、我々の公的年金や
医療保険制度として知られる社会保障、メディケア、メディケイドなどの、財源の裏づけがない連邦政府の
公的給付プログラムです。これらのプログラムは、ここ6年間だけでも、他の債務と合わせた合計金額では
20兆ドル(2,410兆円)から約50兆ドル(6,020兆円)に跳ね上がりました。
これは、アメリカ政府は長期的に見れば恐らく守ることのできない約束をたくさんしている、ということを
意味しています。理由を説明しましょう。50兆ドルというのは、アメリカのすべての家計がおよそ44万ドル
(5,300万円)ずつの借金を負っている勘定になります。ここで考えていただきたいのは、アメリカの
家計所得の中間値は年間5万ドル(602万円)に満たないということです。そして、この負担の伸びは、
ほとんどのアメリカ人の正味資産やアメリカ経済の成長率を上回っているのです。
https://www.youtube.com/watch?v=I-16u9x3tfE
http://www.im-sendai.jp/archives/2008/10/post_285.html

コメント

Missing in the field
2014年4月9日12:20

日本の財務省も『国民一人当たりの借金が一千万円を超えた』と言ってますね。ん?国民一人当たりの借金?いやいや、日本国政府が抱える借金ですよ。しかも貸し主の95%が日本国債を買っている民間ですからね。
さもさも破綻間近のごとく煽動する霞が関マジックに騙されるテレビ新聞しか情報を拾えない世代の老人世代をはやし立てています。これで何が起きるのか?老人世代は国が潰れる破綻すると勘違いして『社会保障の今後を心配して貯蓄に走る』のです。
日本が貿易赤字だ!って報道の後にしかし帳簿上は黒字ですが。と付け加えていますよ。
洗脳する為のテレビ新聞ですからね。体制に不利な記事なんて滅多にみられないですから。
話が脱線したので戻ります。
日本国債の買い受けが日本人なら本当はその債権者をもっと優遇する政策をとれないものかね?借金が〜借金が〜と言って増税の嵐。デフレ脱却に向け物価を上昇誘導までして国民から金をかき集めていますよ。
日本政府は銭の亡者のごとく税の徴収強化して、金持ちも貧乏人も一律徴収可能な消費税を増税した。
もぉなんかね異常だと思います。
こんなに集めたお金が日銀に溢れています、どうしているのか?
いっそのこと国民一人一人に百万円くらい現金支給してみれば良いと思いますがね。百兆円くらい足りなければ円を印刷するば可能ですよ。
支給したお金もタイムリミット付きで貯蓄不能の扱いにしたら隅々までお金が回ると思います。
これが政府紙幣構想です。
無駄なODAとか納得行かない支出がやたら多い日本政府ももっと思い切った政策を期待します。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索