海洋掘削科学研究開発センター マントル・島弧掘削研究グループ 田村 芳彦
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20140612/

西之島の不思議:大陸の出現か?2014年6月12日
 東京の約1000km南方に、南北約650m、幅約200mの小さな無人島があった。西之島である。
2013年11月20日、西之島の海岸線から約300m南東沖に海底噴火が確認され、新島を形成した(2013年11月25日のJAMSTECニュース・コラム参照)。新島は爆発的に、かつ着実にマグマを噴出して成長を続けた。2013年12月、西之島は新島と結合し、一体化した。 2014年5月、西之島は、面積は以前の4倍、南北、東西ともに幅1,250mの島に成長した。激しい爆発は船舶の接近を拒み、いまも流出している西之島の溶岩は、未だ採取されていない。しかし、旧西之島は1973年から74年に噴火しており、その噴出物およびそれ以前の溶岩は採取され、分析されている。驚くべき事に、これらの岩石はすべてSiO2(シリカ)量が60%前後の非常に均質な「安山岩」である。安山岩は大陸を形成する物質であり、海の真ん中で噴出するとは、誰も考えてはいなかった。安山岩を噴出する海洋島弧の火山、西之島に多くの研究者が注目している。
 西之島は、水深2,000mを越える深さから聳え立つ巨大な海底火山の山頂部にある。そもそも「海底火山は、マントル(注1)で生じたマグマ(注2)が地殻を通して、海底に噴出したものである」というのが我々の常識であった。マントルで生じたマグマ(初生マグマ)は海底火山の調査によって採取され、実態が明らかになってきている(2013年11月7日JAMSTECプレス発表)。

因みに伊豆半島も同じ場所で生まれた火山島でした。
伊豆半島ジオパーク構想指針書https://www2.pref.shizuoka.jp/all/file_download105700.nsf/pages/77DC6628CE2E730A492578380036EBB2

4000万年後西ノ島新島も日本にぶつかる。
地殻の皮の上に貼り付いた突起が島で、皮が広く盛り上がったのが大陸。
そうそう、ハワイ島も日本に向かって進んでいますからね。
4000万年後に人類が存在しているかは不明ですがね…

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