β線の悪魔

2014年12月23日
福島第一原発の事故で大量に放出された放射性物質・セシウム。
放射線量などをもとにその汚染状況が調査されてきたが、
実際の化学的形態はよく分かっていなかった。
しかし、電子顕微鏡を用いた巧みな調査で、
不溶性の球形粒子として存在するものも多いことが明らかになった。
従来想定されていた水溶性粒子とは体内や
環境中でのふるまいが異なるため、健康影響の推定などにも違う考え方が必要だ。
どのくらいの影響が懸念されるのか。
NHK サイエンスZERO
http://www.nhk.or.jp/zero/sp/contents/dsp489.html

番組中ではセシウムボール一個(非水溶性)で66bqの放射線放出。しかもβ線。
日本にある最高精度のホールボディカウンターの測定限界値が150bqだそうです。
つまりセシウムボール三個吸い込んでいたらホールボディカウンターで検知出来る事になります。
この水に溶けないセシウムボールはガラス状物質であり7マイクロメートルぐらいで大気中のエアロゾルにくっ付いて漂った半年間があの忌まわしい福一のメルトダウン後の15、16日に集中的に放出されている。

このセシウムボールが口からなら体外に排出されますが、肺に入ったら排出まで数年係るみたいです。非水溶性と言う厄介な特性が人体にどんな影響が有るのかは不明なんです。
未だこのβ線を放出するセシウムボールを大量に吸い込んだ報告がなされていませんからね…
現場ならわかりませんがね。

放出量は1200兆bqとも1500兆bqとも言われるが、そこの所は不明に近いと思いますね。


4号基の燃料プールから燃料棒の取り出しが完了した事が先ずは良しとしましょうか。

今後の最難関は三つ有りますからね。
人体が耐えられない放射線下での作業を可能にする原発解体ロボットの開発が急務だよ。

ついこの前にも放射性ヨウ素が放出されている事を見ても困難なんてレベルじゃない事に人類が挑戦しなければ先に進んで行けないのも事実です。

トイレの無いマンション=原発。
核廃棄物の完璧な処理方法も無い中原発の増設を進めた政官業の営利主義がもたらしたツケを今後の子々孫々が払って行かなければならない矛盾。
大人が子供にしてやれる事をして行きたいものだね…

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