処刑！

激しい憤り、断固非難＝菅官房長官
http://www.jiji.com/jc/isk?g=isk&k=2015020100026
菅義偉官房長官は１日早朝、緊急に記者会見し、
過激組織「イスラム国」に拘束された後藤健二さんが
殺害されたとみられる動画の公開について、
「非道、卑劣極まりない。激しい憤りを感じている。断固非難する」
と述べた。


現行憲法下では官房長官もこのような言い方しか出来ないだろう。
非道を許さず、テロリストに人道を問いかけるしか方法はなかっただろう。
日本政府はこのような事態は想定はしているが、所詮は机上シミュレーションだろうから、今までもとりあえずお金を出して乗り切って来た経緯を踏襲するしかなかったのだろう。
しかし、イラク戦争の残党が興したイスラム国はこのような交渉事は散々やり尽くし、欧米諸国への猜疑心しか無いはずだ。独裁者とはいえ安定した国家を突然破壊され、イラクにくすぶっていた民族間の隔たりが顔を出し、内戦へ傾倒して行った事。
イラク戦争に日本も戦費協力していますし、復興支援にも行っている。つまり、攻め込んだ後に乗り込んで来た。と、思ったイラク人も少なくなかったはずです。
イスラム国が無慈悲に様変わりするきっかけはシリアに行ったイラクと同じような言いがかりによる空爆が原因だと思います。
欧米諸国はまたイスラエルの言いなりでイスラム教徒を虐げ、国を奪うのかと。沢山のアラブ人が思い馳せるきっかけが二度も使われた戦法。
日本はシリア空爆には賛同していません。しかしアメリカの同盟国。

コレから中東に赴く必要が有る方々は身辺の安全を十分確保する事が自己責任と言われますからね。
亡くなった２人が自己責任と言われ、全世界に処刑場面を配信されている事を十分肝に銘じて下さい。
狂信者にしてしまった欧米諸国がイスラム国の今後の処遇を如何様にするのか。

２人の死が問いかける、民族と人道が作った和が無くならない事を願い、湯川さん、後藤さんの御冥福をお祈りいたします。

誰を責めても何も解決しない問題にしてしまった、人間に課せられた宿命。戦争。