モンサントの代替案: 遺伝子組み替え食品推進の秘密の裏口
2013年12月19日 Public Citizen 一週間前、コネティカット州知事が、メーン州(いずれも、発効は近隣各州におけるGMO表示法の採択が要件)で承認されたものに続いて、アメリカで二番目の遺伝子組み換え生物 (GMO)表示政策に署名し、法を成立させた。食品が遺伝子組み替えである場合にそれを知る権利を要求する運動が最近盛り上がり、アメリカの州の半数以上で、内容表示の公民立案権の検討を推進している。コネティカット州のマロイ知事が先週、法律署名時に述べた通り、"これは人々が止める事の出来ない動きです。" しかしだからといって、それでモンサントの類が止めようとしなくなることを意味するわけではない。妨害されない表示無しのGMO製品の生産と消費を確保する為、GMO企業が求めている最新の道具は、今週アメリカと欧州連合と間で交渉中の広範な"貿易"協定だ。“貿易”協定とは名ばかりで、大西洋自由貿易協定(TAFTA)は、アメリカ合州国とEUに、国内の金融法規や規制、環境政策、食品や製品の安全基準、データ・プライバシー保護や、他の非貿易政策を、TAFTAの諸規則に合致させることを要求するものだ。 最近、我々は、アメリカの消費者に対する、この協定の上位十の脅威を明らかにした。以下が、一体どのようにしてTAFTAがGMO制限や表示を脅かすかの説明だ。 EU/アメリカのTAFTAの狙い: 偽装した規制緩和 アメリカとEUのTAFTA交渉担当官連中は、世界最大のアグリビジネス企業からの助言を得て、TAFTA規則を促進するに当たり、GMOを含む食品の表示や、GMO種子とGMO作物栽培に対する政府認可の取り組みを損ない得る暗合化された表現を用いている。大多数のヨーロッパの消費者達や、過半数のアメリカ消費者は、遺伝子組み替え食品や作物の、ヒトの健康や環境に対する影響を懸念している。 EUは予防原則に基づくGMO種子認可を要求しているが、これは消費者や、環境に対する製品の安全性に関する不確実さを前にして、政策は、リスクにさらされることを避けるようにしなければならない為だ。新たな、あるいは新興の製品による不明確なリスクから自国民を守るため、政府は長い間、この原則に依拠してきた。アメリカ医薬品の安全制度は、予防原則に基づいている。そこで、医薬品は、アメリカ市場で販売許可される前に、安全であることを証明しなければならない。その結果、アメリカ合州国は、1960年代に、妊娠初期のつわり用薬品サリドマイドの販売を認めず、著しい先天性異常のある子供達が生まれるのを防いだのだった。この医薬品が安全であることを証明する前に、市場で販売することを認めた国々では、何千人もの“サリドマイド児”が生まれた。 EUのGMO承認政策は、種子/作物は、販売できるようになる前に、消費者の健康と、環境への影響を評価されるべきことを要求している。しかも、EU加盟諸国は、当局がGMOの栽培を完全に禁止する権限を維持しており、9ヶ国がそうしている。更に、EUや益々多くのアメリカの州が、人々がGMO食品を消費するかしないかを選べるようにする為、GMO表示への消費者要求に応えるようになりつつある。 ところが、アメリカとEUの交渉担当官達は、現在、予防原則に基づくGMO種子の認可や栽培と、GMO表示の両方を危うくするようなTAFTA規則を提案している。アメリカの交渉担当官達は、TAFTAは“…科学に基づかない、衛生植物検疫(SPS)規制等の非関税障壁を廃止するか、引き下げることを狙う”べきであると述べている。業界専門用語を翻訳すれば、これはつまり、アグリビジネスが、販売可能になる前に、GMO種子が脅威にならないことを証明するよう要求される代わりに、TAFTA規則の下では、人間や動物や植物の生命に対する具体的な脅威の科学的証拠があることを政府が示せた場合のみ、GMO種子や栽培の制限が認められるようにするということだ。これは、EUのGMO承認審査方式を危うくするのみならず、GMOの栽培を禁ずるEU加盟各国の現在の権利を直接危うくすることになろう。 漏洩したEU政策方針書は、この暗号化された言葉を模倣して、TAFTAは“双方の側のSPS措置は、科学と、そうしたものが存在する場合には、国際基準に基づくべきという要求”を含めるべきであると述べている。世界貿易機関(WTO)の同様な要求の下で、EUは、2006年に、EU加盟各国による、GMO承認の遅れと、承認された種子の栽培禁止に関する、アメリカの異議申し立てに破れたことからすれば、これは奇妙な姿勢だ。TAFTAで、GMO規制に対して、更に煩雑な制限を課することは、この協定で、アグリビジネス企業が、投資家としての権利の侵害を主張して、政府の政策に直接異議申し立てすることを可能になるので、とりわけ危険だ。しかも投資の定義は極端に広範で、規制許可も含んでおり、GMO認可も含み得る。(下記を参照。) TAFTAは、消費者が十分な情報を得た上での選択ができるようにするGMO製品の表示を危うくしかねない。ヒトや動物の健康リスクを避けることを前提として、製品規格を制定したり、維持したりする各国の権限ではなく、例えば、消費者に情報することは、いみじくも“貿易の技術的障害(TBT)と呼ばれる”他のTAFTA章の規則の下で制限されよう。我々が依存している消費者基準や製品環境基準を、その規格に合致しない製品の販売を妨げる“技術的障害”とみなし、それに合致しなければならないのかどうか食品業界は検討している。 既存のTBT規則の下、WTOは、たとえそのような影響が、プログラムが導入された後、貿易の流れのデータ中では見えなくとも、こうしたプログラムは、一部の輸入業者を、うっかり不利な立場におきかねないので、国産肉と外国産肉に対して等しく適用されるアメリカの原産国表示は、“差別的”だと判定した。現在、食品業界団体は、TAFTAの“技術的障害”原則で、消費者規格や表示に一層広範な制限を課することを狙っている。ヨーロッパで要求されていて、26のアメリカの州で提案されているGMO表示は主な標的だ。 アグリビジネスのTAFTAでの狙い: あからさまな規制緩和 ヨーロッパとアメリカのアグリビジネス企業は、TAFTA交渉担当官に対して出した彼等の正式な要求の中で、TAFTAによって取り除きたいものとして、極めて率直に、具体的なアメリカとEUのGMO規制を挙げている。大企業自体が述べているTAFTAによる規制縮小の欲しいものリストはこうだ。 GMO表示: アメリカ消費者の90パーセント以上が、遺伝子組み替え食品の表示を支持し、アメリカの州の半数以上が、GMO表示の法制化を考えているが、大手GMO製造企業や、大手GMO利用企業は、TAFTAで、GMO表示を無効にしようと務めている。アメリカ全国菓子製業者協会は、“アメリカの業界は、米-EU FTAによって、義務的GMO表示を無くすことと、トレーサビリティー要求で、進歩を実現して欲しいと願っている”と露骨に述べている。このTAFTA目標は、EUの強固なGMO表示政策を危うくするのみならず、アメリカ合州国で提唱されている物も危うくするのだ。コネティカット州とメーン州は最近、GMO表示法を成立させており、少なくとも28の州で、現在そのような法律化や住民投票予定があり、議会の委員会は最近、GMO鮭に表示をするため、アメリカ食品医薬品局への財政支援を承認した。業界としてのTAFTAの目標は、この傾向を止めることなのだ。GMO承認: TAFTAによって、GMO認可に向けて、予防的な姿勢を引き下げるよう、EUを強制したいと、 多くのアメリカ大企業は述べている。バイオテクノロジー産業協会 (BIO)、GMOの巨人モンサントを含む大企業連合は、アメリカ合州国で販売されるGMO製品が、約60パーセントの住民達が、GMOはヒトの健康に安全ではないと見ているEUでは自動的に承認されないことに対する懸念を表明した。各社は“アメリカ合州国における新たなバイオテクノロジー製品の規制緩和と、こうした製品のEUにおける承認との間の大きく、しかも増大しつつある格差”に苦情を言っている。モンサントや他のBIO企業は、“承認/処理を待って、急成長しつつある未処理分GM製品”を押し通すのに、TAFTAが利用できればと願っているのだ。 投資家特権: モンサントに、GMO安全措置と表示を攻撃する権限を与えるもの アメリカとEUの当局者達は、TAFTAで、外国企業に、国内裁判所を回避し、アメリカやEU各国政府を司法管轄外の裁決機関に引きずり出し、GMO規制や表示を、TAFTAが作り出す外国人投資家の“権利”侵害だとして、直接異議申し立てをする権限を認めることを要求している。三人の民間弁護士で構成される裁決機関は、モンサントの様なバイオテック企業の“期待される将来の利益”を損なうと見なせる諸規制に対し、納税者による上限無しの損害賠償を命じる権限を与えられることになる。そのような極端な“投資家-国家”規則は、既にアメリカの“自由貿易”協定には含まれており、毒物の禁止、土地利用の規則、規制認可や、水や伐採政策に対し、4億ドル以上を企業に支払うよう、納税者に強いている。アメリカの協定の下で、医薬品特許政策、汚染除去要求、環境やエネルギー法や、他の公益政策に対する大企業の賠償要求で、140億ドル以上が未解決のままになっている。EUは、TAFTAでは、これら規則の一層過激なバージョンを提案し、GMO制限や表示を縮小させる為の新たな手段を、大企業に与えようと している。 ファースト・トラック: 民主主義を強引に押し退け、安全措置を押し退ける? TAFTAの様な協定が、一体どの様にして議会を通せるのだろう? ファースト・トラックという名前で知られている民主主義を損なう手順は、迅速承認に向けて、修正無しで、限定された議論だけで投票を強いるべく、議会に提出する前に、不公平な“貿易”交渉を一方的に交渉し、協定に署名し、強行通過させる権限を、大企業によって助言を受ける行政府の交渉担当官達に対して与える、極端で、滅多に使われない策略を通してだ。大統領候補時代、オバマ大統領は、この満了した、反民主的な手続きを他のものに置き換えるつもりだと言っていた。ところが今や彼は、TAFTAの様な協定に関して、高まりつつある国民と議会の懸念を回避する為という意味合いもあって、ファースト・トラックという途方もない権限を彼に認めるよう議会に要求している。ファースト・トラックは、決して二度と発効させないようにし、その代わり、公益の為になる、開かれた、人々の意見を取り込む様な貿易協定の交渉や立法プロセスを作りださなければならない。 記事原文のurl:citizen.typepad.com/eyesontrade/2013/12/monsantos-plan-b-a-backdoor-to-genetically-modified-food.html --------- カラシニコフ氏が亡くなった。日本の武器輸出三原則も無くなった。もう無原則の塊。くらげなす漂える属国。 アメリカ国内でさえ、GMO食品や作物に対する懸念が高まっているが、この属国では、地獄のTPP参加を前提に、アメリカでさえ認められていない枯葉剤耐性のGMO大豆の商業栽培が認可されようとしている。(月刊日本 2014年1月号 特集 特定秘密保護法の罠『グローバル企業が国家を解体する』岩月浩二弁護士記事の 37ページから引用。森田実氏の記事『従米軍国主義の完成だ』も、亀井静氏の記事『特定秘密保護法は機能しない』も読ませる!650円) 文中の投資家・国家間紛争解決ISDS条項については、岩月弁護士のブログに、わかりやすい説明が、クリスマス・プレゼントとして、掲載されている。 そして『TPP秘密交渉の正体』という良い本を山田正彦元農林水産大臣が書いておられた。それを知らず、ようやく昨日購入したばかり。クリスマスだといって浮かれてなどいられない内容。国民必読の書という書評もみかける。大げさではない。TPP賛成などと戯言をいっておられる方々に是非ご一読願いたいもの。
日韓貿易の真実 韓国は日本の組み立て工場。って昔から言われてるの知ってた?
日韓貿易の真実 ------------------ 日本を怒らせると、瞬殺される韓国経済 ---------------- 反日活動を活発化させる韓国ですが、彼らは日本を怒らせると、韓国経済を瞬殺できることが分からないのでしょうか? 日本のGDPに占める日韓貿易は、韓国への輸出は1.12%、韓国からの輸入は0.62%、対韓貿易黒字は0.45%と、日本側からみれば韓国との貿易が無くなっても、大きな影響はありません。 ところが、韓国側の立場になると、半導体、ディスプレイ、スマホなどの主要製品は、ほとんど日本の設備・材料・部品を使っており、このおかげで製品を作ることができています。 日韓関係が悪化し、日本側がこれらの産業資材の供給をSTOPした時点で、韓国経済は瞬殺されます。 いうまでもなく、日本側への影響は軽微です。 韓国の対日貿易赤字は、毎年約3兆3000億円。 -------------- 半導体・有機EL・スマホは日本の技術のおかげ -------------- ご存じのとおり、半導体で超微細配線ができたといっても、日本合成ゴムのフォトレジストを使い、ニコン・キャノンの露光装置を使っているだけで、日本側からこの品番を使って、この条件で露光し現像すると、20nmの配線ができますよ〜 と言ってあげているから、どれどれといってそのまま使っているだけなのです。 ちなみに、半導体関係の材料や設備における、日本メーカーの世界シェアは、Siウェハー約70%、フォトマスク約90%、フォトレジスト約70%、封止材料約90%、ステッパー(露光機)約70%、半導体検査装置(メモリー)約70%、ダイサー(切断機)約80%。 有機ELは韓国が進んでいると、またお馬鹿の反日左翼メディアが一生懸命に宣伝していますが、関係者からの意見は、はあ?です。   新聞や雑誌を注意深く読んでいただければわかりますが、 Samsung/LGの有機ELのガラス基板は日本電気硝子・旭硝子の技術、 低消費電力かつ高精細技術が実現できる透明電極IGZOは、東工大・日本科学技術振興機構の技術、 有機EL材料は出光興産・保土ヶ谷化学・他日系化学メーカーの技術、 真空蒸着装置は日本のアルバック・トッキ・東京エレクトロンの技術、 タッチパネルは住友化学の技術という事です。 TVとしてのドライブ回路は、薄型TVで圧倒的に先行してたソニー・Pana・シャープ・他日系メーカーの技術という事なのですが、何か? またスマホに使われている材料・部品のほどんどが日本製であります。---------------- 今日のハイテク商品の大半は日本人の発明 --------------- 今日のハイテク製品の大半は、日本人が世界で初めて発明したものです。 アホのメディア関係者はもっと勉強しなさい。 ドアホが! ■原子構造 原子構造を考えたのは江戸時代生まれの長岡半太郎で1903年、その10年後にボーアが同じことを言いだしたのが1913年。(土星型原子構造)。  ■乾電池乾電池を発明したのは、江戸時代生まれの屋井先蔵(やいさきぞう)で1887年。 ■リチウムイオン電池 リチウムイオン電池を発明したのは、旭化成の吉野彰で、1983年。 ■ネオジウム磁石 ネオジウム磁石を発明したのは、住友特殊金属の佐川眞人で1984年。 ■CPU CPUを発明し、Intelに技術ライセンスしたのは、日本の電卓メーカー、ビジコン社の嶋正利、1971年にこの技術を使って、世界初のCPU4004発売。 PCブームをつくうたCPU8080は、Intelが嶋正利をヘッドハンティングし、彼が1人で半年で完成させました。 ■フラッシュメモリー フラッシュメモリーを発明したのは、東芝の舛岡富士雄。デジカメでお世話になっています。 ■光通信 光通信を世界で最初に開発・提唱したのは、元東北大学の西澤潤一で、その3要素:発光素子・光ファイバー・受光素子の全ての開発を行いました。 西澤の発明なしには、今日のように動画をダウンロードできるインターネットは存在していません。 ■青色LED 青色LEDの発明は、元松下電器、現名古屋大学名誉教授の赤崎勇。■ブラウン管TV放送 ブラウン管TVの電送・受像を世界で初めて成功したのは、大正10年に高柳健次郎(後日本ビクター副社長)。 ■カーボンナノチューブ ナノテクノロジーを代表するカーボンナノチューブですが、世界で初めて発見したのが1991年、当時NECの飯島澄夫、現在産総研ナノチューブ応用研究センター長です。 ■フラーレン 同じくナノテクロノジーを代表するフラーレンC60ですが、1985年に英国シェフィールド大学のクロト教授らが、炭素の五員環と六員環を組み合わせた構造であれば、炭素が球状となったC60になるとし、ノーベル賞を受賞しましたが、大澤はその15年前(1970年)に、五員環と六員環からなるC60の存在と構造を提唱しており、その証拠に学会に投稿した論文が残っていますけど。 Osawa, E. (1970). Kagaku 25: 854. ■スーパーコンピューター「京」 最速のスーパーコンピューター「京」は理研と富士通が共同開発したもので、それに使われる共同開発されたCPUもインテルのCPUの性能をはるかに凌ぐものです。  CPUの開発力も、富士通のレベルはインテルごときではないのです。 富士通が開発したビーナス(Vinus)と名づけられた世界最高速のCPU、「SPARC64 VIII fx」(演算処理速度128GFlops)を並べて搭載するスカラー型のものです。ちなみにこのCPUはインテルの最高速のCPUより2.5倍速くて、消費電力は1/3という、世界最高峰のものです。 ■量子ドット & 量子コンピューター 量子ドットの概念を世界で初めて発表したのは、1982年東京大学の荒川泰彦。 この量子ドット技術を使えば、Si太陽電池の効率理論限界が25%に対し、理論的に65%可能で、ディスプレイも有機ELよりはるかに色の再現性良く、消費電力は1/5となり、量子コンピューターが実現すれば、今のスーパーコンピューターで数千年かかる計算が数十秒でできるようになります。 最近、カナダのD-wave社が開発に成功し、学会で本当かどうか議論されていますが、彼らが使っている量子アニーリングという技術の基本原理を考えたのは、東京工業大学の西森秀稔であります。 ■宇宙開発「はやぶさ」 地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルを採取した「はやぶさ」は、世界初の快挙であり、人類の歴史に残る偉業であります。 小惑星探査機「はやぶさ」の生涯 Asteroid Explorer "HAYABUSA" http://www.youtube.com/watch?v=BX6BVfqpjSA ■炭素繊維(カーボンファイバー)ヨーロッパのエアバス、アメリカのボーイングなどが、航空機の燃費を30%減らしたとか宣伝していますが、何のことはない、産総研(関西センター)進藤昭雄が1961年に発明し、東レが量産化に成功した炭素繊維(カーボンファイバー)をボディに使っただけです。 炭素繊維は、釣り坐を、ゴルフのシャフトにも使われていますが、近い将来、自動車のボディにも利用されるものと思われます。 ■バイオテクノロジー 「iPS細胞」 バイオの分野では、受精卵やES細胞に頼ることなく、自分の細胞から、自分自身の臓器や歯がつくれるiPS細胞研究で、京都大学の山中伸弥はノーベル賞を受賞しました。 ただ、この研究は奈良科学技術先端大学時代になされたもので、その後、京都大学が山中伸弥をヘッドハンティングしたものです。■3Dプリンター 今、注目されている3Dプリンターの発明者も日本人で、名古屋市工業試験所の児玉秀夫であります。 ■日本の産業力 インテルのCPUは京セラのセラミックパッケージなしには実現できませんでしたし、フェライトを発明したTDK、携帯電話に大量に使われるチタン酸バリウムの積層セラミックコンデンサを世界に先駆けて開発した村田製作所、またコネクタのヒロセなしには、今日のIT産業は成り立ちません。 半導体産業においても、半導体関連材料・装置は、世界の約70-80%は日本製であり、材料・装置メーカーがその技術の鍵を握っています。 そしてウォシュレットトイレもあります。 日本の凄いところは、エレクトロニクス機器だけではなく、自動車、ロボット、化学、鉄鋼、スーパーコンピューター、宇宙、原子力、分析装置、材料・部品、医学、食品(インスタントラーメンは日清の発明)、服飾、音楽、アニメ、金融に至るまで、全ての産業に強いことであります。  音楽・芸術にも強いのをお忘れなく。 ミラクルアイランド 日本復活 http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1840.html 世界の偉人・著名人が絶賛する日本 http://www.youtube.com/watch?v=L6HXwT6fPtk

石油カルテル10

2013年12月25日
石油カルテル10
[30 May 2004] http://servihoo.com/channels/kinews/v3news_details.php?id=43478&CategoryID=47  タイムズ誌はペンタゴン内部Eメールを入手。そこにはポールウォルフォウィッツからダグラス・フェイスがイラク石油復興当局(RIO)の契約権限を獲得したと記されていた。日付は2003年3月5日。  そのEメールはフェイスが莫大な金が動く契約アレンジを許可したと。メールにはこうある。 「明日ホワイトハウスに報告する。我々は副大統領事務所と打ち合わせを行っているので問題はない」と。  それから3日後、ペンタゴンはハリバートンに独占的な契約をプレゼントした。ハリバートンは今年発表された軍産トップ10の 7位に入るに至った。ハリバートンがイラクで儲けた金はチェイニーが言うよりも大きい。かつてオニールはチェイニーが「赤字など問題じゃない」と言い放っていたことを暴いている。  一時、ハリバートンの過剰請求が批判されていたが、その後もハリバートンに対する発注が行われている。  2003年にはハリバートンのストックオプションがチェイニーにプレゼントされている。 Cheney Took in $178,437 from Halliburton in 2003 http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=584&e=5&u=/nm/20040413/pl_nm/bush_cheney_taxes_dc  チェイニーは昨年9月にNBCのMeet the Pressに出演し、イラク契約への自身の関与を否定していたわけだが、チェイニーのスポークスマン、ケビン・ケレムスは(チェイニーが会社を去った)2000年以来ハリバートンを含む政府契約に一切関与したことはないと従来通りの言葉を繰り返している。  ペンタゴン・スポークスマンはEメールは単にハリバートンに独占的な契約を与えることで議論が起こることが予想され、副大統領のスタッフに注意を喚起したかったのだ、などと言っている。  ラムズフェルド、フェイス、ウォルフォウィッツ、チェイニー、ルイス・リビーらは、ブッシュのイラク戦争の推進者の核となる。  ところで、ガーディアンのリビア核部品の報道もあったが、ここでやはり気になるのが、この報道のまさに前日、29日サウジで起きたテロだ。  犯人は人質をとって立て篭もりながらも、要求はなく、伝えられているのはネットを通じたハリバートン批判の犯行声明だけだった。    彼らは何のために立て篭もったのだろう。あたかも注目して欲しいかのようではないか。  ともあれこれでハリバートンは晴れてテロリストの被害者となったことは間違いない。テロとの戦いに参加する清く正しいあなたの仲間だ。  おまけでわざわざ首を切って殺害しているのも興味深い。ニコラス・バーグ氏の斬首ビデオの疑惑は世界を駆け巡り、28日シドニー・モーニング・ヘラルド紙が取り上げる に至っている。  ところでハリバートンのナイジェリア汚職スキャンダルの弁護を行うのは、かのカーライル、ジェームス・ベーカーの弁護士事務所 である。ハリバートンはカーライルの主要投資先のひとつである。  カーライルとサウジの話はここで今さら言うまでもあるまい。  ペンタゴンは米英主体の連合軍の名称を「多国籍軍」と改め、組織改編に乗り出している。チャラビの親戚、詐欺師スパイを新首相を置き、イラク権限委譲を前に国連決議に向けて動いている。 日本もそうだが、アメリカは殊のほかスキャンダルに対して神経質になっているに違いない。 米副大統領がイラク石油事業発注に関与? タイム誌報道(朝日新聞) http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/188.html 投稿者 あややの夏 日時 2004 年 5 月 31 日 12:32:18:GkI4VuUIXLRAw (回答先: ペンタゴンEメールが示すチェイニー、イラク契約ハリバートン便宜供与 タイムズ誌 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 5 月 31 日 11:36:51) 米副大統領がイラク石油事業発注に関与? タイム誌報道 31日発売の米タイム誌(電子版)は、チェイニー米副大統領が最高経営責任者(CEO)を務めていたエネルギー大手ハリバートン社が米国防総省からイラクの石油関連事業の発注を受けた際、チェイニー氏が関与していたことを疑わせる電子メールを入手したと報じた。同社のイラク復興事業受注にからんでは不正疑惑が相次いで浮上しており、副大統領の関与も指摘されてきた。今回の報道が事実とすれば政治問題になりそうだ。  同誌によると、電子メールは陸軍工兵隊当局者が03年3月5日付で発信したもので、イラク復興事業の一つである数十億ドルの石油関連事業について記している。  メールによると、ファイス国防次官が「石油関連事業を履行する権限」を上司のウォルフォウィッツ国防副長官から得たとしている。ファイス次官は「ホワイトハウスに明日報告することを条件に」契約内容について了承しており、「契約に関して副大統領事務所と調整済みなので、何も問題は起きないだろう」と記している。その3日後には陸軍工兵隊が契約をハリバートンに発注したという。  副大統領スポークスマンはタイム誌に対して、「(00年以来)副大統領はハリバートンを含むいかなる企業への発注にも関与していない」と答え疑惑を強く否定。国防総省スポークスマンもメールの趣旨について、「ハリバートンに単独発注する際には議論が予想されるため、副大統領事務所のスタッフに注意を促したかった」と説明した。  ハリバートン社は米政府からイラク復興関連でガソリンなどの燃料輸入や米軍基地への給食提供、軍需補給業務など多額の発注を受けている。しかし、契約額が高すぎるため、水増し請求した疑いが指摘され、国防総省が調査を開始。3月にはガソリン燃料輸入に関するハリバートン社との契約を撤回し、他社と新契約を結んでいる。 (05/31 12:00) http://www.asahi.com/international/update/0531/005.html 『米軍がイラク復興事業からハリバートン以外の企業を排除する汚い手口』 http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/190.html投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 5 月 31 日 13:31:32:ctKRGOvG/DIEQ (回答先: 米副大統領がイラク石油事業発注に関与? タイム誌報道(朝日新聞) 投稿者 あややの夏 日時 2004 年 5 月 31 日 12:32:18) >ハリバートン社は米政府からイラク復興関連でガソリンなどの燃料輸入や米軍基地への給食提供、軍需補給業務など多額の発注を受けている。しかし、契約額が高すぎるため、水増し請求した疑いが指摘され、国防総省が調査を開始。3月にはガソリン燃料輸入に関するハリバートン社との契約を撤回し、他社と新契約を結んでいる。 (05/31 12:00)  かつて、疑惑が出てもペンタゴンは静かに発注を継続。金の返還をしたと思いきや、ほぼ同額の受注のプレゼントがイギリスから。 ■あきれたアメリカ 過剰請求のハリーバートン子会社KBRに再びビッグプレゼント http://counternews.blogtribe.org/entry-0ee3985f35e612d0b8aab7af6a82707f.html ■ハリバートン子会社KBR、イギリスで受注 http://counternews.blogtribe.org/entry-53659aff855c97bcc9a06e96380c40d8.html  そして、3月というタイミングはどうかというと次の通り。要はガソリンの配給などというサプライ品のカス仕事を他に回したというだけ。確かに過剰請求があったという証拠には他ならないわけだが、朝日の報道は何とも中途半端で、ハリバートンがどでかい制裁を受けているかのような印象を与える記事だ。  以下参照あれ。 工兵隊によると、イラクの石油産業を戦前レベルにまで復興させる再建事業は220プロジェクト、約11億4000万ドルの規模。それを2004年3月までに終了させる計画だ。『米軍がイラク復興事業からハリバートン以外の企業を排除する汚い手口』 http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0308/09a.html  サンフランシスコの建設・エンジニアリングの最大手の一つ、ベクテル・グループは、イラクの石油産業再建の契約を取る入札から手を引くそうだ。なぜか?戦争中からすでに再建事業に関わっている石油大手のハリバートンが、米陸軍工兵隊の保護を受け、再建事業の美味しいところを事実上独占する見込みだからだ。  3月に「イラク戦争で大儲けする企業の元CEOは……」で報じた通り、ハリバートンの前最高経営責任者は米副大統領のディック・チェイニーだ。戦争中から元副大統領のCEOをやっていた企業が復興事業を独占するのはあまりに露骨なマッチポンプじゃないか、という批判が強かった。  イラクの復興事業を事実上、仕切っている米陸軍工兵隊は、そうした批判をかわすために、再建事業を入札制にして、一見、フェアな競争にしている。しかし、巧妙な手をつかって、ハリバートン以外の企業を締め出しているのだ。アメリカ人ってのは、ホント、こうした偽善のテクに長けてるねぇ(笑)。《アート》と表現していいレベルに達してるぞ。  今日のニューヨークタイムズのビジネス面に、その汚い手口が詳細に出ているので、紹介しよう。 工兵隊によると、イラクの石油産業を戦前レベルにまで復興させる再建事業は220プロジェクト、約11億4000万ドルの規模。それを2004年3月までに終了させる計画だ。  再建計画は3段階に別れている。工兵隊のタイムテーブルによると、最初の2段階が終了するのは今年の大晦日。そしてこの2段階までの事業の総額が9億6700万ドル。要するに全体の8割5分がここまでで終わってしまうのだ。  ところで、工兵隊が《フェアな入札》として示した入札スケジュールは、入札応募の締め切りが8月15日、10月15日までに事業を請け負う企業を発表するというもの。 「実質的に米軍御用達の工兵・技術者軍団」と言われているハリバートンの技術・建設部門のKBRは、すでに3月の段階からイラク入りして、輸送人員の派遣、ロジスティック関連物資、占領軍のインフラ全般の大半を請け負い、さらに油田火災の消火作業を始めとして、どんどん復興事業を始めている。  一方、工兵隊の入札スケジュールに従うライバル企業は10月15日からスタートすれば、年内に事業を始めることさえ危ういのだ。要するに、復興事業の85%は自動的にハリバートンの子会社の手に落ち、残りの15%をライバル企業が奪い合うという実にアンフェアな構図になっているわけ。  冒頭に書いたベクテル・グループは、こんなふざけたゲームに付き合えるか、と入札から降りたのだ。同社はイラク石油省と直接交渉して将来の石油事業に食いこむ方向に計画を変更した。  ハリバートンはイラク戦争でガッポリ稼いでるぞ?。NYTによると、第2四半期は2600万ドルの黒字。360億ドルの収益の9%がイラク戦争関連のものだそうだ。1年前の同時期は4億9800万ドルの赤字だったことを考えれば、絵に描いたようなマッチポンプ、軍産の癒着だよなぁ。 ああ、汚ねぇ…… 2003年8月9日 情報ソース NewYorkTimes:RivalsSayHalliburtonDominatesIraqOilWork

石油カルテル9

2013年12月22日
石油カルテル9
--------------  さらにCPIの記事によると、ロシアFSBの報告書に、ヘロイン盗難事件から数日以内に内務省のエージェントがアルファ・エコ社の各建物を捜査し、麻薬およびその他の「信用に関わる文書」を発見したということを伝えている。またこれも系列のアルファバンクも、ロシアやカンボジアの麻薬カルテルからの麻薬資金をマネーロンダリングしていると言われている。 CPIによると、ワシントンでロシア・チュメン石油の法律事務を担当しているのはジェームズ・C.ラングドン.ジュニアといって、所属は「エイキン・ガンプ・ストラウス・ハウアー・アンド.フェルド」だ。これは先に明らかにしたとおり、オサマ・ビンラディンに資金提供しているハリド・ビンマフフーズやモハマッド・フセイン・アルアモウディを顧客とする、あの「エイキン・ガンプ・ストラウス・ハウアー・アンド・フエルド」だ。  他にエイキン・ガンプの顧客には、テキサスに本拠を置く「救済と開発のためのホーリィランド財団」があり、こちらはパレスチナのテロリスト集団ハマスとの関係を疑われて捜査を受け、米財務省から資産を凍結されている。エイキン・ガンプは、BCCIに「捜査」が入っていた間もビンマフフーズにサービスを提供していた。エイキン・ガンプで最も名の知られているのは、ビル.クリントンの仲間でありモニカ・ルウィンスキーの友人でもあったヴァーノン・ジョーダンだろう。  この法律事務所には、ブッシュ・ファミリーと関係のある連中がごろごろしている。CPIの記事はチェイニー―ハリバートン―ブラウン・アンド・ルートにまつわる麻薬コネクションを明らかにするとともに、エイキン・ガンプの弁護士ジエームズ・Cニフングドン・ジュニアが「(ジョージ・W)ブッ シュのために二二〇万ドルの資金を集められる人物を斡旋した。……さらにその後、ワシントンで弁護士とロビィスト一〇〇人を雇うこと、ダビャの選挙資金として一人二万五〇〇〇ドルずつ集めさせることにも同意した」と述べている。まったく、何という繋りだ。 ◎マイケル・C・ルパートの体験―ClA、ロス警察、イ一フン王家、マフィア、麻薬  マイケル・ルパートは、政府とブラウン・アンド・ルートと麻薬に関する自身の体験も語っている。ロサンゼルス警察の捜査官だった一九七七年のことだ。ルパートはこの年の六月、ノルディカ・シオドーラ・ドーセイ、通称「テディ」との関係を修復するためにニューオリンズヘ向かった。テディはCIAの契約局員だったが、突然姿を消していた。ルパートはテディから、ロサンゼルス警察の内部から自分の作戦に参加してほしいと頼まれていたが、「それまでも麻薬に関係するものは全部断っていた。テディの言うことはどれもこれもヘロインかコカインがらみに思えた。銃の国外持ち出しは日常的にやっていたようだった」。 その当時のCIA長官はといえば―父ジヨージ・ブッシュだ。ルパートは、テディの「仕事」がCIA、ロサンゼルス警察、イラン王家、マフィア、そして麻薬と関係していることはわかっていたという。ルパートがニューオリンズのグレタにあるテディのアパートヘ行ってみると、「電話は盗聴防止装置付で、暗視装置が置いてあった。仕事は、近くのベルチャッス海軍航空隊基地の海軍や空軍兵が届ける厳封の指令書に従っていた」。  テディは「何か本当にやばいこと」に関わっていた、とルパートは書いているが、その内容は、大量の兵器をイラン向けの船に積み込む手配をしたり、地元マフィアのボス、カルロス・マルチェロの仲問と船の便を調整して、ニューオリンズに大量のヘロインを荷揚げすることだった。船はマルチェロが押さえる埠頭に到着した。そこでは「ニューオリンズ警察を心配することもなく、私は運転手軍関係者、元グリーンベレーやCIA局員などを紹介された」。 --------------  そうした船は、メキシコ湾の海底油田採掘現場からヘロインを積み込んで来ていた。どれも公海上の海底油田で、建設と運営はブラウン・アンド・ルートだった。テディの言っていた銃器は、たぶんベトナム時代に作られて過剰になったAK四七とM一六だったろう。これを積み込む船も、ブラウン・アンド・ルートが所有するか借り受けるかしたものだった。ニューオリンズで過ごした八日間のうちには、何度かブラウン.アンド・ルートの社員とレストランで会った。数日中に船に乗り込んでイランまで行くと言っていたが、バーを出るときにまずい質問をしてしまったようで、脅しに一発撃たれたことがあった。 ------------- 自分の見たものに嫌悪感を抱いたルパートは、カリフォルニアヘ戻ると、ブラウン・アンド・ルートのコネクションも含めたあらいざらいをロサンゼルス警察に報告した。その結果、生命の危険を感じるようになり、一九七八年末には退職を余儀なくされた。ルパートはロサンゼルス警察の内務課とFBIのロサンゼルス支局に不服申請をした。当時のFBIロサンゼルス支局長テッド・ガンダーソンは、ずっと後になって、「陰謀暴露」運動に加わっている。ルパートは弁護士と相談の上、政治家、司法省、CIAに手紙を送り、『ロサンゼルスタイムズ』と接触した。  FBIとロサンゼルス警察は、ルパートを狂人扱いした(どこかで聞いたような話だ)。一九八一年、ロサンゼルスの『ヘラルド・エグザミナー』紙が二部構成の記事を掲載し、FBIが「テディ」を拘束したこと、しかしそれ以上は何もせずに解放したことを暴露した。元ニューオリンズ犯罪委員会のアーロン・コーエンは同紙で、ルイジアナ州での組織犯罪活動を三〇年間研究した経験から見てルパートの語る内容は「いかにもありそうなこと」と述べた。  ルパートによれば、彼の不服申し立ての結果、CIAのある報告書が今でも機密扱いになっていて、「国家安全保障上の利益に関する大統領行政命令に従い、またCIAエージェントの正体暴露に繋るという理由から」公開対象から除外されているという。一九九七年十月一日付で米上院情報選択委員会に提出されたルパートの証言文書は、 http://www.coqvcia.comで読むことができる。  ルパートは一九八一年十月二十六日、ニューオリンズで見たことを、友人でカリフォルニア大学のクラスメートだったクレイグ・フラーに話したと言っている。フラーは一九八一年から一九八五年までレーガンの内閣担当大統領補佐官だったので、話した場所はホワイトハウスの西側ウィングだった。ルパートは、ニューオリンズで見たことの詳しい背景が後になってわかったと語っている。 -------------  私はニューオリンズで見たものを理解しようとパズルのピースを探し求めていたが、一九八二年に、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス分校)の政治学教授ポール・ジャバーがその多くを与えてくれた。ポールはカーター政権下でCIAと国務省の顧問をしていたので、それだけの資格はあった。  ポールの説明では、一九七五年にイラン国王はサダム・フセインとアルジェ協定を結び、それまで公然とおこなっていたイラク北部のクルド人叛乱軍への軍事援助をすべて打ち切った。その見返りにイランは、シャト・アル・アラブ運河東側の領有権を得て、石油輸出と収人の増加をはかった。クルド人地域の長年にわたる人切な資産を失いたくないCIAは、ブラウン・アンド・ルートを利用した。イラン、イラク両国で活動し、ペルシャ湾及びシャト・アル・アラブ河の港湾施設を管理していた同社を使って、クルド人を再武装させようとしたのだ。作戦の費用はすべてヘロインでまかなわれた。ポールは事務的な態度だった。一九八三年、ポール・ジャバーはUCLAを退職し、バンカーズ・トラストの副社長及び、外交問題評議会の中東部門議長に就任した。 --------------  マイケル・ルパートの話は、一九九一年以来の私の全面的な調査とも符合する。ルパートの述べたような例は世界中で、数限りなく起こっている。それはイルミナティの政府と企業と組織犯罪が、すべて互いに繋っているからだ。「重要機関、人物、そしてブッシュ・ファミリーそのものとの関係から見て、ジョージ・W・ブッシュ政権下のブッシュ・ファミリーとその仲間たちは、ブラウン・アンド・ルートを活動上の媒介装置として大いに利用し、メデジンからモスクワまで、あらゆる麻薬取引を支配するこ ともできるだろう」とルパートは言う。  一九九五年から二〇〇〇年にかけてブラウン・アンド・ルートを動かしていたのは、突き詰めて言えばディック・チェイニーだった。それまでのコロンビアではなきに等しい存在だったブラウン・アンド・ルートが一九九七年になって突然、倉庫用に一〇〇万平方メートル近い土地を取得した。過去の経験から見て、「その場所から目を離すな」というのが最良のアドバイスだろう。コロンビアについて、人々の知らない何を彼らは知っているのだろう。  ブッシュ―アメリカ政府による麻薬活動で最も明瞭なものは、すでに述べた一九八○年代のイラン=コントラ事件だ。このときの中心人物はオリヴァー・ノースだった。キャシー・オブライアンは『悦惚のうちに作り変えられるアメリカ』で、数々の麻薬パーティーに出席したと書いているが、オリヴァー・ノースもゲストの一人だったと述べている。下院情報委員会のメンバーだったチェイニーは、イラン=コントラ事件でのノースの働きを熱心に弁護し、一九九四年にはヴァージニァ州の上院議員選挙でノースを支援した。ノースが当選しなかったのは幸いだった。  ここまで、ディック・チェイニーの吐き気を催すような背景について述べてきた。チェイニーは父ジョージとともに、ブッシュ大統領の玉座の背後から、直接権力をふるっている。仮にボーイ・ジョージが仕組まれた「テロ攻撃」で暗殺されても、私は少しも驚かない。それは、PRSによって「テロとの戦争」の可能性を著しく高めるためのものだ。何と言ってもスカルアンドボーンズ・ソサェティでのボーイ・ジョージの暗号名は「一時会員」であり、そうなったときに大統領になるのは、ディック・チェイニーなのだから。    デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦 【究極の大陰謀】三交社 http://www.davidicke.com/

石油カルテル8

2013年12月22日
石油カルテル8
 滞在期問中はワシントンで国務省関係者とも会談させたが、このときは、タリバンがテロリストを支援していることは話題にならなかったし、オサマ・ビンラディンの身柄引き渡しも一切触れられなかった。代わりにユノカルは、「分け前にっいて気前のいい提案をした」とジャーナリストのジョン・ピルジャーは述べている。このとき、ディック.・チェイニーはテキサスにあるハリバートンの本社にいた。  ハリバートンは、ユノカルとタリバンのパイプライン計画から莫大な利益を得ることになっていた。  ◎見捨てられたタリバン、バイプラインはユノカルに、費用は納税者に  ユノカルの取引がっぶれた理由はいくっかあるが、最も大きかったのは、タリバンによる信じがたい女性虐待と基本的人権を無視した行動に、女性団体の怒りが爆発したことだった。アメリカの女性団体はユノカルに対する抗議行動を組織するようになり、ロサンゼルスのフェミニスト・マジョリティー財団はカリフォルニア州政府に、タリバンとの取引を認めた認可を取り消すよう求める請願書を提出した。タリバン政権が承認されることは不可能となった。  その後一九九八年になって、ケニアとタンザニアのアメリカ大使館爆破事件が起こり、アメリカ人一二人を含む二二四人が死亡した。オサマ・ビンラディンがこの非道行為の犯人とされ、クリントン大統領は犯人をかくまっていると言われたアフガニスタンとスーダン国内の標的への攻撃を命じた。クリントンは併せてオサマ・ビンラディンの資産を(この段階で)凍結し、アメリカ企業がビンラディンと取引することを禁止した。きっとブッシュ・ファミリーは海外へでも出かけていて、このことを知らなかったのだろう。  こうした展開を受けて計画は潰れ、一九九八年十二月四日、ユノカルはパイプラインの契約から手を引いた。ユノカルの外交問題担当副社長ジョン・J・マレスカは米下院外交委員会で、パイプライン計画にとって「アフガニスタンのタリバン政権は障害です。パイプライン建設は、国際的に承認された政府がカブールに成立し、各国政府、融資企業、そしてわが社の信頼が得られない限り、開始することはできません」と述べた。  《九・一一》後を見れば、まさにそのとおりのことが起こり、今やアフガニスタン縦断パイプラインが建設されようとしている。もちろんまったくの「偶然」だから、何も心配することはないのだろう。アフガニスタンのエネルギー情勢に関して二〇〇〇年十二月にアメリカ政府が発表した概況報告書に、以下のように書かれている。 -----------  エネルギーの視点から見たアフガニスタンの重要性は、中央アジアからアラビア海まで石油天然ガスを運ぶ上での、潜在的運搬ルートとしての地理的な位置から発している。この潜在ルートには、数十億ドルと言われるアフガニスタン縦断石油天然ガス輸出パイプラインの計画が含まれるが、こうした計画には現在、深刻な疑問が投げかけられている。 ---------  しかし《九・一一》と、タリバンのことなど忘れたような空爆のおかげで、この深刻な疑問も長くは続かなかったようだ。この侵略を命じたブッシュ政権には、副大統領になったディック・チェイニーも含まれている。二〇〇二年五月、ユノカルの(と言ってもいいだろう)ハミード・カルザイが議長を務める暫定政府の商工業相モハマド・アラムニフジムがパイプライン建設の計画を発表し、「中心企業」はユノカルだと言った。  BBCによれば、パイプラインは「アフガニスタン再建のためのドナー国からの資金」による建設が期待されていると伝えた。言い換えれば、アフガニスタン侵略では武器を売り込んで財産を築いた連中が、こんどはパイプラインの費用を納税者に肩代わりさせるということだ(いや失礼、「貧しいアフガニスタンの人々を助けて国土再建を進めるための援助」だった)。  ラジムによる発表の前にBBCは、ある「石油問題の専門家」が、アフガニスタンにおける「テロとの戦争」は結局は石油のためであるという考えを否定したと伝えている。まったく、こんなふうに学者が世界で現実に起こっていることを理解して、その優れた洞察を学生たちに伝えてくれているのを聞くというのは、心の休まるものだ。  ダンディー大学で石油政策と経済学を教えるポール・スティーヴンズ教授によれば、「パキスタンまで天然ガスを運ぶためのパイプラインが議論されているが、それは現在のことが起こるずっと以前に、政治的経済的な安定性の問題から、放棄されている。したがって、石油が現在の戦争を起こしているという考えはまったく非現実的である。月面のパイプラインでも考えた方がはるかにまともなくらい」なのだそうだ。この文章を見ると、スティーヴンズ教授なら本当に月にでも移住しかねない。さぞ快適なところなのだろう。 「ハリバートンの子会社ブ一フウン・アンド・ルートは◎ブッシュ―チェイニー麻薬帝国の一大構成要素」  たとえごく基本的なことだけでもブッシュ・ファミリーとその手先のネットワークについて調査した経験のある人なら、必ず麻薬コネクションを探すはずだ。それほどに、世界的な麻薬カルテルとブッシュ・ファミリーの関わりは深い。というわけで、ここではブッシュの長年の仲問であり、受益者でもあるディック・チェイニー副大統領について見てみよう。  マイケル・C・ルパートは元ロサンゼルス警察署の捜査官で、組織犯罪情報課に勤務したこともあり、現在は『フロム・ザ・ウィルダネス』という優れたニューズレターを作製している。なかでも「ハリバートン社のブラウン・アンド・ルート ブッシュ―チェイニー麻薬帝国の一大構成要素」と題する二〇〇〇年十月二十四□の記事は、ハリバートンの子会社ブラウン・アンド・ルートがブッシュ―チェイニーの麻薬帝国で果たしている役割に光を当てたものだ。 この企業はアメリカの軍部や各情(諜)報機関、さらにボスニア、コソボ、マケドニアなどを含めた世界中での作戦に深く関わっていて、世界一〇〇カ国以上に二万人の従業員を抱えている。コソボ解放軍(KLA)はCIAが後押しした作戦で、一つには、米英が支配するNATOがセルビアとコソボを爆撃、侵略したときの口実に使われた。もちろんあれも、麻薬と石油パイプラインに関してイルミナティの利益を守るための行動だった。  『クリスチャン・サイェンス・モニター」や『ジェーンズ・インテリジェンス・レヴユー』によれば、西ヨーロッパに流れ込むヘロインの七〇パーセントはKLAが支配しているという。一方ブラウン・アンド・ルートは、同地域でのアメリカ政府の補給・支援に関する契約で数十億ドルの利益を得た。この契約は現在も続いている。  驚くのは、ブラウン・アンド・ルートが政府のために活動している場所が、政府機関による麻薬密輸がおこなわれている場所と、つねに、見事に一致することだ。この点を明らかにした調査報道NPO「センター・オブ・パブリック・インテグリティ」(CPI)は、ディック・チエイニーが会長だった 一九九五年から二〇〇〇年にかけてのハリバートンの財政的成功に麻薬の金が含まれていたこと、それが特に子会社ブラウン・アンド・ルートによるものであることを示唆している。さらに例の、海外でのブラウン・アンド・ルートの契約に対してアメリカの各政府機関から与えられる「融資」がある。マイケル・C・ルパートは言う。 --------------------  この融資は輸出入銀行と海外民間投資公社によって与えられる。ラルフ・マクギー(CIAT作員)の発行する『CIAべ-ス』によれば、どちらの機関もCIA局員が深く浸透していて、役員には日常的にNOC(非公式の護衛)がつくという。ロシアの金融銀行コングロマリット「アルファ・グループ」へのある融資の例では、チュメン石油が所有するシベリア油田の設備改装契約を請け負ったブラウン・アンド・ルートに、二億九二〇〇万ドルが支払われた。  アルファ・グループは一九九八年にチュメン石油の五一パーセント取得を完了したが、これは不正入札が疑われている。またロシア政府の公式報告では、アルファ・グループを寡頭支配するミハイル・フリードマンとピョートル・アーヴエンに「東南アジアからロシア経由でヨーロッパヘ流れる麻薬の運搬に関わった疑い」がかけられている。 さらにこの二人には、ロシアのギャングであるソルンツエヴォ・ファミリーとの関係で、ヘロイン密輸の疑いもある。その同じフリードマンとアーヴェンが(アメリカ政府の)融資を申し込み、ハリバートン社のロビィ活動によって融資が確保された。その結果、アルファ・チュメン油田でのブラウン・アンド・ルートの活動が継続、拡張されることになった。 (CPIの)記事は、アルファ・グループ内に組織犯罪に関わる連中がいて、彼らが詐欺で油田を掠め取ったと述べた上で、FSB(ロシアのFBIに相当)の公式報告、BPアモコ等の石油各社やCIA,KGBの元幹部の言葉、新聞記事などを引用し、確かにアルファ・チュメンとヘロイン運搬に繋りがあることを確認した。一九九五年には、アルファ・グル ープ企業であるアルファ・エコ石油の借り上げた鉄道用コンテナから砂糖に見せかけた袋詰めヘロインが盗まれ、シベリアの町ハバロフスクで売りさばかれた。このときは多くの住民が「酔う」か「毒にあたる」かして問題となった。

石油カルテル7

2013年12月22日
石油カルテル7
 ●タリバンとの蜜月時代、ユノカル利権に群がる  ◎カルザイ、キッシンジャー、アレグザンダー・ヘイグ、もちろんチェイニー……  トルクメニスタンの独裁者であるニヤゾフ大統領はアフガニスタン縦断パイプラインにっいて、タリバン政権からも反タリバン勢力からも支援の約束を取りっけていたと言っている。トルクメニスタン政府の公式交渉担当ヨセフ・マイマンはイスラェル情報部(モサド)の「元」メンバーだった(モサドもトツプレベルではCIAやイギリス情(諜)報部などと同じ組織だ)。  タリバンは、実現すれば年間一億ドルの収人が得られるこのパイプライン計画に大乗気だったが、ユノカルがプロジェクトを成功させるためには、米国務省が公式にタリバン政府を承認する必要があった。 タリバンは一九九六年、かってはソ連を排除するために(CIAの支援を受けて)戦ったムジャヒディン各派を倒し、彼らとしては日常的な、極端な暴力によって政権を握った。前大統領ナジブラを殺して睾丸を抜き、弟とともに死体を大統領宮殿入り口の信号機から吊すことまでした。  一九九六年九月にタリバンがカブールを制圧した翌日、米国務省のグリン・デーヴィス報道官は、タリバンが厳格な解釈のイスラム法を施行することにっいて、アメリカは「何ら反対するものではない」と語った。ユノカルと提携各社は、大物を雇ってタリバンとの取引ができるように圧力をかけた。  名前を挙げれば、ヘンリー・キッシンジャー(元国務長官で四〇年にわたるイルミナティの大物操作者)、ロバート・オークリー(レーガン―ブッシュ政権時代の駐パキスタン大使)、ザルマイ・カリルザード(アフガニスタン生まれでレーガン―ブッシュ時代のアフガン問題担当補佐官)などである。後にジョージ・W・ブッシュからもアフガニスタン特使に任命されたカリルザードは、元ユノカルの顧問で、パイプライン計画に関わっていた男だ。  ジャーナリストで風刺漫画家のテッド・ロールによると、レーガン政権時代のカリルザードは、ソ連占領下のアフガニスタンで(CIAから資金援助された)ムジャヒディーンヘの武器供与を担当していたということだ。  この時期にアメリカ政府の金を使って作られたのがオサマ・ビンラディンのネットワークで、それが最終的にタリバンの政権奪取に繋っていった。カリルザードは一九九〇年代初めのディック・チェイニーによる「戦略グループ」にも参加していて、アメリカの優位性に対抗する勢力の登場を防ぐことは「決定的に重要」であり、「必要なら武力の使用も辞さない」と主張していた。  《九・一一》を受けた「テロとの戦争」でタリバンが除かれた後、アフガニスタン新政府の長に選ばれたのはハミード・カルザイという男だが、フランスの『ル・モンド』紙によれば、この男も元顧問なのである―そう、ユノカルの!  ロバート・オークリーは駐ソマリア大使と駐ザイール大使も経験し、レーガン―ブッシュの下では反テロリズムの責任者を務め、ソ連占領時代(一九七九〜一九八九年一のアフガニスタンでは、政府関係者として、CIAからの資金をオサマ・ビンラディンを含めたアフガニスタンの抵抗勢力に確実に届ける役割を果たした。後にはビンマフフーズ一族やアルアモウディ一族(オサマ・ビンラディンの資金提供者でブッシュ・ファミリーの仲間)が共同で運営するデルタ・ニミル社でも働いている。  テルタ・ニミルはアフガニスタンのパイプライン計画ではユノカルのビジネスパートナーで、先に述べたように、ユノカルとともにすでにアゼルバイジャン油田に多額の投資をしていた。オークリーとカリルザードは、ユノカル・コンソーシアムのために働くと同時に、米国務省にも助言をしていた。  さらにもう一人、一九九〇年代初めにトルクメニスタン政府のための「助言」とロビィ活動を目的に雇われた男がいる。マルタ島騎士団の秘儀を受けた男で、レーガン―ブッシュ政権の元国務長官で、元NATO車司令官で、一時はヘンリー・キッシンジャーの軍事顧問も務めた男、アレグザンダー・ヘイグである。  ユノカルはタリバンにファクス機を与えて連絡のスピードアップをはかり、ネブラスカ人学を通じた業務研修プログラムに資金提供して、タリバンの地盤であるカンダハールで、パイプラインで働く人員を訓練させた。さらに一九九七年十二月初めにはタリバン関係者をアメリカヘ送り込み、テキサス州シュガーランドにある本社で数日問、スターのようなもてなしをした(シュガーランドはブッシュ・ファミリーの活動拠点であるヒューストンにある)。

石油カルテル6

2013年12月22日
石油カルテル6
 ◎アゼルバイジャン、ウズベキスタン、バルカン恐怖との取引はブレジンスキー戦略  豊富な石油を抱え、パイプライン建設の上からも重要なカスピ海地域の国々は、人権に関してはぞっとするような記録を持っている。アゼルバイジャンもそうだ。山岳地域ナゴルノカラバフでおこなわれたアルメニア人に対する民族浄化は、アメリカによる経済封鎖と対外援助の禁止に繋った。これは一九九二年白由支援法の第九〇七項によって法制化されている。  チエイニーはこの条項を廃止して、アゼルバイジャンで操業する石油カルテルヘの資金提供を解禁するように圧力をかけている。また、イランなどに対する経済封鎖にっいても解除するよう、ロビィ活動を継続している。自分が受け持つイルミナティの石油計画を容易にするためだ。チェイニーはAIOCのために、アゼルバイジャン―トルコ問のパイプラインにっいてもロビィ活動を展開している。  ロビィ活動の仲問には、ジェームズ・ベイカー(父ブッシュの国務長官で石油企業の弁護士で、カーライル・グループの役員)、ズビグニュー・ブレジンスキー(ジミー・カーターの国家安全保障担当大統領補佐官でイルミナティ機関「三極委員会」の創設者)、ロイド・ベンツェン(元米国財務長官)、ジョン・スヌーヌ一父ジョージのホワイトハウス首席補佐官)、ティム・エッガー(元英国エネルギー相で現在はイギリスのモニュメント石油CE〇)、マルコム・リフキンド一元英国外務大臣で、現在はイギリスの石油企業ラムコの重役一などがいる。おっと忘れてはいけない、元米国空軍少将で父ジョージのイラン=コントラ事件に関わったリチャード・セコードもいた。セコードは現在、アゼルバイジャン 軍の訓練を手伝っている。 ペンズオイル、ユノカル、アモコ、エクソンは、一九九七年までに五〇億ドルをアゼルバイジャンに投資しているが、すでに何度も見たとおり、人々を力で支配して、石油カルテルの支配に楯突かないように押さえ込むというのが、彼らの常套手段だ。その点ビジネスにとって都合がいいのは従順な独裁政権だが、私はこれに「民主国家」も含めたい。 現在のアゼルバイジャン政府は、これまで述べた米英によるカスピ海地域乗っ取りに奉仕していて、そのために港、鉄道、国営航空、空港などの国営事業を、「海外投資家」向けに払い下げている。これは、今バルカン半島で起こっていることとまったく同じパターンだ。  作られた戦争の後に据えられた政府が主だった国家資産をイルミナティ企業に払い下げ、「再建」のための契約を与えるのである。バルカン地域でのそうした契約額は、推定三〇〇億ポンドにのぼっている。そして金が(納税者の金が)、世界銀行と国際通貨基金(IMF)による「再建」と「援助」のために使われる。このどちらも一〇〇パーセントのイルミナティ機関だ。またそうした金の大半は、結局は同じ企業に流れる。  この悪魔の二大組織が金を出すプロジエクトがビジネス上の利益を得るためのもので、地元の人々のためのものではないのも、これが理由だ。NATOは、世界車とは名ばかりで、実態はイルミナティの企業カルテルが標的とする国を脅して空爆し、屈服させるための手段にすぎない。そうして今言ったプロセスが展開していく。バルカン半島を外国の軍隊が占領している真の理由はこれなのだ。 この戦略を推進したのはズビグニュー・ブレジンスキーだ。三極委員会の創設者でイルミナティの大物インサイダーであるブレジンスキーは、一九九七年の著書「ブレジンスキーの世界はこう動く 二一世紀の地政戦略ゲーム』で、ウズベキスタンを押さえることがカスピ海地域と埋蔵石油天然ガスの支配の鍵だと述べている。  アメリカが長年にわたってウズベキスタンに「軍事顧問」を送っているのはこれが理由で、この「支援」は「テロとの戦争」が始まってから一層強化されている。アメリカがこの地域を支配する必要性についてブレジンスキーは、「帝国の戦略地政学に必須の条件が三つある。すなわち封臣問の共謀と安全保障上の相互依存を防ぐこと、属国を従順かつ保護された状態に保つこと、未開人を団結させないことである」と述べている。これは、「分断して統治せよ」と言ったた方がよほどすっきりすると思う。  また作家ニコラス・レマンは『ニューヨーカー』誌で、一九八九年のソヴィェト崩壊後にディック・チェイニーがあるグループを作り、一九九〇年代およびそれ以降の戦略を作製させたことを暴露した。  このグループには、現在の国防長官ドナルド・ラムズフェルド、国防副長官ポール・ウォルフォウィッツ、国務長官コリン・パウエル、副大統領首席補佐官ルイス・「スクーター」・リビィがいた。  目的は世界を自分たちの望むイメージに合わせて「形作る」こと、同グループのザルメイ・カリザードの言葉を借りれば、「不確定な将来において世界規模での新たなライバルの出現を事前に排除する」ことだった。レマンは、チェイニー・グループがまとめた文書「一九九〇年代の国防戦略地域防衛戦略一九九三年一月 国防長官ティック・チェイニー」を見せられたという。この一九九三年一月、ビル・クリントンが大統領に就任して、チェイニーと父ブッシュはホワイトハウスを去った。  しかし一九九〇年代の初めに計画されたこの「戦略」こそは、今まさにブッシュ―チェイニー政権が実行しているものだ。現在の政府には、この文書をまとめた中心メンバーがそろっている。「テロとの戦争」が《九.一一》に対応したものだって? 聞いただけでも吹き出してしまう。それは奴らが言っ ているだけのことだ。  デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦 【究極の大陰謀】三交社  http://www.davidicke.com/  ダボス会議で講演するディック・チェイニーとは何者? (4-結) 【究極の大陰謀】  http://www.asyura2.com/0311/hasan32/msg/919.html   投稿者 愚民党 日時 2004 年 1 月 23 日  デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦 【究極の大陰謀】三交社  http://www.davidicke.com/  ◎ユノカルのアフガニスタン縦断パイプラインにハリバートンが貢献 ◎ユノカルのアフガニスタン縦断パイプラインにハリバートンが貢献  ここまでのことを踏まえて、アフガニスタンとユノカルにもどろう。テキサスに本社を置くユノカルは、天然ガスと原油の開発および生産では世界トップクラスの巨大企業だ。同じくテキサスを本拠とするチェイニーのハリバートン社とは、何度となく共同プロジェクトを組んでいる。ビルマのパイプラインもその一つで、チェイニーが一九九八年に付帯被害に関する会議(ワシントンの「シンクタンク」であるカトー研究所が主催)で発言したように、「わが杜のビジネスの七〇〜七五パーセントはエネルギー関係で、ユノカル、エクソン、シエル、シェヴロン他、世界の大手石油企業の多くを顧客とし、奉仕している」のである。 ハリバートンもユノカルもブツシュ・ファミリーとは腐れ縁で繋っているし、その点ではシェヴロン、シェル、エクソンも同様だ。一九九七年十月、ユノカルはアルゼンチンのブリダス石油と争い、これに勝って二〇億ドルの契約をトルクメニスタンと結び、国際共同事業体セントガス(セントラル・アジア・ガス)杜を設立した。  この巨大パイプラインはアフガニスタン西部を七五〇キロにわたって横切るもので、完成すれば、世界最大とも言われるトルクメニスタンの膨大な埋蔵天然ガスを、アラビア海に面したパキスタンの工場や港へと結ぶはずだった(パキスタンも「西側」すなわちイルミナティが操る軍事独裁国家だ)。石油用のパイプラインも計画され、インドまでの延長も検討されていた。  ところが何ともすてきなことに、その同じ月一一九九七年十月一の二十七日、チェイニーのハリバートン社がプレスリリースで、ペトロナス・カリガリ(トルクメニスタン)社からの同意書が届き、一九九七年末からカスピ海地域での開発および評価プログラムに三〇〇〇万ドル相当の統合掘削サービスを提供すると発表したのである。  「ハリバートンは、同盟パートナーであるドレツサー・インダストリーズ社およびウェスタン・アトラス社とともに、一〇の合同サービスを提供します。……ハリバートンは技術サービスの提供に加え、主たる契約者であり、プロジェクト・マネジャーをも務めます。契約額はプロジェクト全体でおよそ三〇〇〇万米ドルです」。これは問違いなく、ユノカルのアフガニスタン縦断パイプラインにハリバートンが貢献していたということだ。

石油カルテル5

2013年12月22日
石油カルテル5
 プーチンは元KGBの局員で、連邦安全保障局(FSB)の元長官だ。あらゆる発言は頭から信用せず、実際の行動に照らしてみなければならない。こうした埋蔵石油天然ガスの支配や利権をめぐる狂ったような争いを見れば、中東地域全体とカスピ海地域を股にかけたさまざまな紛争やテロ活動が繋ってきて、意味のある全体像が掴めるようになる。作家のマイケル・グリフィンは『悪事の償い」で、アフガニスタンでタリバンが権力を握ったのも、「たった一つの黄金のテーマ」に結びつけることができるとし、それはチェチエン、ナゴルノカラバフ、アブハジア、トルコのクルド人地域でも同じだと言っている。  どれも明確な、計算された行動であり、その時々で決定的に重要なものだった。究極的にどの国がパイプラインの主になるのかを見極めるのである。このパイプラインは今世紀のいつかの時点で、カスピ海盆地からエネルギーに飢えた世界へと石油天然ガスを運ぶことになるだろう。  ■石油合弁企業体ところ変われど顔ぶれは同じ  ◎父ブツシュ、アルアモウディ、ビンマフフーズ、スコウクロフト  石油カルテルは政治家やその仲問とぐるで、権力と利益を最大にするために動いている。その一例がアゼルバイジャン国際操業会社(AIOC)だ。これはアゼルバイジャン公営の石油会社にペンズオイル(ブッシュ家)、ユノカル、エクソン、イギリスのBPアモコとラムコ・ハザール、ルークオイル一ロシア一、ステートオイル一ノルウェー一、トルコ石油一トルコ)、伊藤忠一日本一、デルタ・ニミル・ハザル一サウジアラビア一が共同出資した合弁企業体だ。 注目は、プロジエクトの中心であるペンズオイルである。これは一九六三年に父ジョージ・ブッシュのザパタ石油がペンオイルを買収してできた会社で、カーライル・グループでのブッシュの同僚ジェームズ・ベイカーが率いる法律事務所、ベイカー・アンド・ボッツが法律関係を処理している。後にビジネス.ジャーナリストのトマス・ペッツィンガーが『ウォールストリート・ジャーナル』で、「二五年間というもの、ペンズオイルの社内法律部門はベイカー・アンド・ボッツとほとんど見分けがつかなかった」と述べている。  AIOCでのペンズオイルのパートナー、デルタ・ニミルを動かしているのはおなじみの名前、モハマッド.フセイン・アルアモウディとハリド・ビンマフフーズだ。どちらも「オサマ・ビンラディンの」アルカイダと財政面から繋っている。ビンマフフーズはジョージ・W・ブッシュの石油会社にも、父ジ ョージのカーライル・グループにも出資した。  それ以外にビンマフフーズとアルアモウディ、およびアメリカの主要巨人石油企業のビジネスパートナーとしては、マフフーズ一族のニミル石油(シェヴロンニアキサコと取引があり、一五億バレルの埋蔵量があると言われるカザフスタン油旧の大規模開発を進めている)や、アルアモウディ一族のデルタ石油(アメルダ・ヘスと提携し、アゼルバイジャンの油田開発を進めている)がある。デルタ・ヘスはまた別のコンソーシアムを作っていて、アゼルバイジャンからトルコまで二四億ドルをかけて石油パイプラインを建設しようとしている。  アメリカとサウジが牛耳るAIOCでは、アメリカの元大統領補佐官(国家安全保障担当)で今はキッシンジャー・アソシェーツの重役を務め、父ジョージ・ブッシュともきわめて近いブレント・スコウクロフトが役員を務めている。このコンソーシアムの計画には、カスピ海に臨むバクーからアゼルバイジャンとグルジアを横切って地中海に面したトルコの港ジェイハンまで、総延長一六〇〇キロにおよぶパイプラインの建設が含まれていて、その費用は三〇億ドルと見積もられている。  トルコなどがクルド人居住地域を攻撃し、またトルコ軍が大規模に展開しているのも、石油がその主な理由だ(もちろん麻薬もある)。トルコはすでにクルド人数千人を殺害し、数千もの村々を破壊して、数百万もの難民を生み出している。《九・一一》の恐怖は、英米が軍を派遣するための口実を与えた。  カスピ海石油とパイプライン計画の支配権を確保する上で必要欠くべからざる地域に軍を派遣でき、しかも「国防」費や「安全保障」費を一気に増額できるからだ。本章の執筆中、ブッシュ大統領は国防予算を四八○億ドル増額して三七九〇億ドルにすることを発表し、アメリカ国民の安全を守るためならいくらでも使うと発言した。 一ドルの金もない、貧しく飢えた者のことはどう考えているのだろう。国防予算の大増額は、アメリカ人を守ることとは何の関係もない。すべてはブッシュ白身の利益を守るため、彼らに金を出して操っている連中の利益を守るため、そして自らが奉仕する地球規模での超長期的人類奴隷化計画を推進するためのものだ。

石油カルテル4

2013年12月21日
石油カルテル4
デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦 【究極の大陰謀】三交社  http://www.davidicke.com/  ダボス会議で講演するディック・チェイニーとは何者?(3) 【究極の大陰謀】  http://www.asyura2.com/0311/hasan32/msg/900.html  投稿者 愚民党 日時 2004 年 1 月 22 日  デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦 【究極の大陰謀】三交社  http://www.davidicke.com/  現在のインドネシアが世界有数の労働搾取工場となっているのはこれが理由で、人々は雀の涙ほどの賃金でとんでもない長時問労働を強いられ、赤貧にあえいでいる。有名な衣類やスポーツウェアのメーカーは、インドネシアでただ同然で作った製品を西欧諾国で高価格で販売して膨大な利益を上げている。そしてそれを「グローバリゼーション」とか「自由貿易」などと呼んでいるのである。  ナイジェリアでのハリバートンはシェル石油やシェヴロン石油とともに活動している。どちらも大規模な人権侵害や環境破壌に関わっている企業だ(ブリティッシュ・ペトロリアム、エッソ、デユポン、フランスのERAP社、テキサコ、トータルなどもナイジエリアに利権がある)チェィニー=ハリバートンがナイジェリアヘの関わりを強めたのは、軍事独裁政権が環境運動家数名を処刑し、石油産業に対する抗議を暴力的に抑圧するようになってからだ。ナイジェリア警察機動部隊は抗議参加者一名を射殺したが、ハリバートンはこれに関わっていたとして非難を浴びた。  またニューヨークに本部を置く圧力団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」が明らかにしたところでは、兵士がシェヴロンのヘリコプターとシェヴロンの船を使い、オピァとイケニアンという小村(いずれもデルタ州)を襲撃している。少なくとも四人が殺され、村人の大半が家を焼かれた。現在も五〇名以上が行方不明だという。《九・一一》の一カ月後にテキサコと合併したシェヴロンはこの事件について、同社の掘削装置をめぐって地元の若者と兵士との間に対立があり、そこから派生した「反撃」だったと主張した。地元民は、そのような対立はなかったと言っている。  現在ブッシュ―チェイニー政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めるコンドリーザニフイスは一九九一年からシェヴロンの役貝を務め、重役会では公共政策を担当していた。シェヴロン社にはライスの名を冠したタンカーまである。長年の仲問であるジョージ・W・ブッシュと合流するまでのライスは、カスピ海地域に手つかずで眠る膨大な埋蔵石油への投資交渉に関わっていた。大統領補佐官になってからは「テロとの戦争」に深く関わり、タリバン政権を排除して、アフガニスタンを縦断する石油天然ガスのパイプライン敷設に道を開いた。このパイプラインこそは、カスピ海に眠る膨大な埋蔵石油や大然ガスを取り出すために計画されたものだったのである。  ◎すべては埋蔵量世界第三位のカスピ海石油奪取のため。パイプライン支配はどこが?  《九・一一》と「テロとの戦争」の理由一実は数ある理由の一つ一を理解するためには、まずカスピ海地域の膨大な埋蔵石油天然ガスについてのイルミナティの計画を理解しておかなければならない。チェイニー-ハリハートンはカザフスタン、アゼルバイジャン、イランと大きなヒジネス取引があるが、どの国もアフガニスタンと同様に、車娑な位置を占めている。  専門家によれば、カスピ海地域の石油天然ガス埋蔵量は、中束地域、シベリアに次ぐ杜界第二位ということだ。この地域は、イルミナティのフロントマンであるミハイル・ゴルバチョフによって旧ソ連が崩壊させられて以来、ずっと石油カルテルとその政治的代理人たちの第一ターゲットとなっている。  『サンフランシスコ・クロニクル」紙の推定では、確認されたものと算定されたものを合わせたこの地域の埋蔵量は原油八○○○億バレル以上、さらに同量の天然ガスが見込まれるという。一方、南北アメリカとヨーロッパの石油埋蔵量は、三大陸を合わせても一六〇〇億バレル以下だと考えられている。カスピ海油田で最大のものはカザフスタンとアゼルバイジャンにある(どちらもハリバートンの顧客リストに入っている。またチェイニーはカザフスタンの石油開発諮問会議メンバーでもある)。またこの二国と比べれば少量だが、グルジア、ウズベキスタン、トルクメニスタン、アルメニアにも相当な量の埋蔵石油がある。  この石油の価値を一九九〇年代の平均価格から算定すると、どう少なく見積もっても五兆ドルにはなる。この地域にアメリカは、「テロとの戦争」という名目で軍隊を駐留させているのである。本当の理由は、埋蔵された石油天然ガスと、それを市場に運ぶためのパイプラインの支配を確保するためだ。  米国務省副次官補(エネルギー・経済封鎖・商品担当)のウィリアム・ラムゼーは、カスピ海の原油は「向こう二五年問の世界のエネルギーバランスにおいて決定的に重要」だと述べ、「コーカサス地方からカスピ海を越えて走る新シルクロードのアウトラインのようなものはすでに存在している。石油天然ガスのパイプライン、道路、鉄道、光ファイバーによって、二一世紀のシルクロードはヨーロッパと中央アジアを結ぶスーパーハイウェイになるだろう」と語った。  バルカン半島での作られた戦争でも大きな死と苦しみがもたらされたが、あれもある面では同じ理由―カスピ海地域からの石油―から起こされた戦争だった。米下院外交委員会アジア太平洋小委員会のダグ・ベルーター委員長は、この地域でのアメリカの政策的目標は新国家を「独立」させて西側に結びつけることであり、それによってロシアによる石油天然ガスの輸送ルート独占を打ち破ること、イランを通過しない東西パイプラインの建設を奨励し、中央アジア経済に対するイランの危険な支配を終わらせることだと確認している。研究家のジョージ・ドラファンは、カスピ海石油をめぐる争いについての記事で以下のように述べている。 -----------  一九九五年のデイトン合意はNATOの大規模な軍事作戦によるボスニア=ヘルツェゴヴィナの「平定」へと繋った。NATOに協力する多国籍企業にとって最も重要な見返りの一つは、バルカン半島を横切ってカスピ海地域からヨーロッパヘと石油を運ぶパイプラインの建設だろう。  EU、アメリカ政府、および一群の多国籍企業(BPアモコ、エクソン、ユノカル、キャタピラー、ハリバートンーブラウン・アンド・ルート、三菱)は利用可能なあらゆる軍事的、政治的、経済的手段を用いて東南ヨーロッパのインフラと経済を破壊し、それを自分たちのイメージに合わせて再建しようとしている。政府関係者と企業重役との争いは、エゴむき出しの恥知らずなものだ。  ユーゴスラヴィアでの最近のNATOの軍事行動は、バルカン半島支配のための長きにわたる戦略的一経済的一な戦いの一部である。現在の焦点は、カスピ海の油田からヨーロッパの消費者へ石油天然ガスを運ぶためのパイプライン・ルートの確保だ。米英、ヨーロツパ、ロシアの多国籍石油企業は、カザフスタンと数十億ドル規模の契約を結ぼうとしている。 ----------------  これには当然、チェイニーのハリバートンも含まれているし、「平和維持」作戦のためにボスニアに駐留するアメリカ軍のキャンプはすべて、ハリバートンの最大子会社ブラウン・アンド・ルートが建設、運営している。カスピ海からカザフスタンにかけての埋蔵石油開発を手がけるカスピァン・パイプライン・コンソーシアム(CPC)は、コンドリーザ・ライスのシェヴロン・テキサコが中心で、BPアモコ、エクソン.モービル、ユノカルも同じように餌に群がっている。  各社ともアゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタンから石油にアクセスしようとしている。この三国とともにカスピ海を囲んでいるのがロシアとイランで、ロシアはカスピ海から北へ向かってパイプラインを建設し、自国領から黒海へ繋ごうとしている。ロシアの軍事行動はチェチェンやアルカイダのテロ活動に対応するためのものだとプーチン大統領は主張しているが、ロシア軍は「偶然にも」パイプライン建設計画のある地域にばかり展開している。

石油カルテル3

2013年12月21日
石油カルテル3
 ◎チェイニーとハリバートン、テロリスト独裁国家との取引で大儲け  チェイニー以後のハリバートンは、世界最悪のテロリスト独裁国家のいくつかと緊密な繋りを持っている。チェイニーは「建設的な取り組み」という言葉を使い、そうした国々と関わってアメリカ的価値観を伝えていくのだと言う。大きなお世話だ。歴代の米英政府の価値観は、テロリスト独裁国家の価値観と瓜二つだ。チェイニーには「価値観」など何の関係もない。そもそもチェイニーには価値観など何もなく、富と権力が手に入ってイルミナティのアジェンダを推進できるなら、何としても誰とでも手を組むのだ。  ディック・チェイニーが国防長官だった一九九一年の湾岸大虐殺は、サダム・フセインが標的だったことになっている。しかしチェイニーとハリバートンは一九九八年以降、そのサダム・フセインのイラクとの取引で大儲けしている。ロンドンの『フィナンシャル・タイムズ」は、チェイニーが二三八○万ドル相当の契約を監督していると報じた。この契約は「石油産業」のテクノロジーとサービスをイラクに売却するもので、チェイニーはハリバートンとの関係を隠すため、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリアにあるハリバートンの子会社を利用した。特に使われたのはドレッサー・ランド社とインガソル・ドレッサー・ポンプ社で、両社の契約を合わせると、アメリカ企業の対イラクビジネスでは最大となる。  『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』紙は、「ハリバートンが売却したジョイントベンチャー企業であるドレッサー・ランド社とインガソル・ドレッサー・ポンプ社は、国連による「石油と食料の交換」計画の下でのイラク石油産業再建のための契約に基づいて、イラク国内で活動してきた」と報じた。『トリビューン』の記事ではハリバートンの広報担当が、ドレッサーの子会社がヨーロッパの代理店を通じてイラクに石油ポンプ設備を売却したことを認めている。  つまり、当時の国防長官ディック・チェイニーが国防総省から指令を出して空爆を実施し、それで破壊されたイラクの石油インフラを再建する段になって、再建援助の契約を結んだのがハリバートン・グループだったという、驚くべき図式なのである。しかも同時にチエイニーは、イラクに対する経済制裁を指示して、これまでに一〇〇万人の子どもを死に追いやっているのだ(こちらの「建設的取り組み」はどうなったのだろう)。  石油カルテルはアメリカ=イルミナティの「石油と食料の交換」計画によって、イラクが産出する安価な原油から膨大な利益を得ている。数多いイルミナティのフロント企業やフロントマンは、経済封鎖によってイラクの子どもを毎月数千人ずつ殺しながら、その一方でイラクを始めとする残酷な独裁国家との契約から利益を得ているのである。  元CIA長官ジョン・ドイッチュが役員を務める全米第二の石油サービス企業シュルンベルジェ杜も、やはり子会社を通じてイラクと取引がある。ハリバートンは、国務省のテロリスト国家リストに入っているイラン、リビアとも契約を結んでいる。ハリバートンの子会社ブラウン・アンド・ルートは、リビアに対する経済封鎖に違反したとして罰金一二八○万ドルの支払いを命じられた。  チエイニーは、二〇〇〇年の大統領選挙を扱ったABCテレビの「ディス・ウィーク』という番組で、たまたま会長時代のハリバートンとイラクとの取引について質問され、嘘をついた。以下は、軽くその話題を出した司会者のサム・ドナルドソンとのやり取りである。 ------------- ドナルドソン  間違っていたら訂正していただきたいのですが、ハリバートンは十会杜を通じてイラクと取引しようとしていたと聞いているのですが、本当でしょうか。 チェイニー   とんでもない。イラクとは一切関係を持たないという強い方針でいました。違法と雛われるようなことも絶対にしていません。 ----------- 火のないところに煙は立たずというが、これは爆弾のような情報だ。それなのにゴア陣営はこの問題を取り上げなかった。白分たちも同じビジネスにどっぷりと浸かっていたからである。  ●ビルマでの「人道に対する犯罪」もハリバートンは免罪、石油バイプライン建設を強行  さまざまな圧力団体が暴露してきたことだが、チェイニー会長時代のハリバートンは、ビルマのパイプライン建設に関わることで、残虐な軍事独裁政権を支援していた。公表された数多くの報告を見ると、ハリバートンのビジネスパートナーにイギリスのアルフレッド・マカルピン社が含まれている。『大いなる秘密」などを読んだ方には、マカルピン家の紹介は不要だろう。ワシントンに本部を置く人権団体「地球の権利インターナショナル」が、ビルマの二つのパイプライン計画のことでチェイニー時代のハリバートンを非難している。 この二つのパイプライン建設では、レイプ、殺人、年季奉公による無償労働、村単位での強制移住など、人道に対する犯罪が数々おこなわれた。ビルマ(ミャンマー)の政権は国連総会、国際労働機関(ILO)、アムネスティ・インターナショナル、ヨーロッパ連合(EU)、アメリカ政府から一貫した非難を受けていて、アメリカは大使を召還した上、経済封鎖まで実施している。ところがおかしなことに、この経済封鎖に関する法律では、ハリバートンの活動だけは対象外なのである。  「地球の権利」の人権弁護士ケイティー・レドフォードは、「ハリバートンのビジネスパートナーや子会社は、ディック・チエイニーがCEOとなる前および任期中を通じてのパイプライン計画の契約者です。その建設丁事がビルマでの人道に対する犯罪に繋っているのです」と語っている。ILOも、ビルマの軍事政権は「国際的犯罪」で有罪であると同時に、おそらくは強制的な児童労働力の利用によって「人道に対する犯罪」でも有罪であるとしている。  虐待、殺害され、ビルマ軍によって故郷を追われた人々は数万人にのぼる。数千人が拷問を受け、今では監獄は政治犯でいっぱいだという。またビルマ車事政権は、世界有数のヘロイン製造、密輸茉者でもある。しかしディック・チェイニーにとって、そんなことは少しも問題にならない。いやむしろ、よけいに関わりたい理由になる。  ハリパートン以外にも石油パイプラインに関してビルマのテロリストと仕事をしている企業はある。その一つがユノカル(ユニオン・オイル・オヴ・カリフォルニア)で、これは、アフガニスタン縦断パイプラインを計画し、その実現のためにタリバンを排除しなければならないと言っていた会社だ。  チェイニーは、この世界有数の圧政を敷く政権と、どんな障害を乗り越えてでもビジネスをしようと考えた。そこで利用したのが、ビルマヘの投資制限に反対するロビィ団体「USAエンゲージ」である。またチエイニーは全米対外貿易評議会の評議員も務めていて、こちらからも連邦最高裁に圧力をかけ、ビルマとの取引企業にペナルティーを課したマサチューセッツ州法に違憲判決を出させた。つまり自分の計画の都合次第で、たとえ抑圧的なテロリスト政権に対する経済封鎖であっても反対するし、事情が変われば、イラクやアフガニスタンでのように大空襲で数千人もの市民を殺すことにも賛成するのである。  ハリバートン社はビルマとの関わりを否定し、それを隠そうとしたことすらないと言っている。だが事実は違う。『ウォールストリート・ジャーナル』記者ピーター・ウォルドマンは、ハリバートンが一九九六年十二月の記者会見でアジアとヨーロッパでの大口契約者を発表し、その「サクセスストーリー」を吹聴したとき、その年の最大の契約者についてまったく触れていなかった点を指摘している。もちろんビルマのことだ。  ハリバートンの広報担当は、ビルマでの契約はハリバートンの子会杜ヨーロピアン・マリーン杜によるものだが、発表から漏れた理由は確認できないと語った。何なら私が教えてやろうか? また一九九七年のヨーロピアン・マリーンは約七七パーセントの人幅増益があって、この年はビルマでの作業が大半完了した年だったのだが、これについてもハリバートンの広報担当は説明を拒否した。これも私が代わりに答えてやろうかと思う。 ハリバートンの契約はほとんどが沖合パイプラインの作業に関するもので、同社はビルマ人やビルマ軍部との契約は一切ないと言っている。しかし、これはまったくの嘘だ。国連人権委員会のビルマ特別報告官ラジスーマーニフラ判事(モーリシャス)による一九九六年の報告で、沖合での作茉についてもビルマ国民に強制労働が課せられたことが明らかになっている。ララ氏によると一九九五年、軍の命令で村人二〇〇人がアンダマン海の無人島ハインツェ島へ送られている。ハインツェ島にはビルマ軍の手で、沖合パイプラインの建設作業を護衛するためのべースキャンプが設置されていたということだ。ピーター・ウォルドマンは『 ウォールストリート・ジャーナル』でこう語っている。 ---------------  ハインツェ島でララ判事が見たものは、二週問の無償労働を強制され、地ならしをし、竹製の兵舎を建て、急な丘の上にヘリポートを作る村人の姿だった。ヘリポートはパイプラインを建設する欧米企業が後で使うものだろう、とビルマの人権監視員は言う。ララ判事の報告では、村人の島への移動費用も自己負担で、拒否すると逮捕され、叛乱軍のいる地域に送られて軍の荷役夫をさせられるということだ。 ------------  ◎まだまだ続くチェイニー=ハリバートンの人権侵害・環境破壊なる悪行  ビルマは一例に過ぎない。チェイニー=ハリバートンが取引している怪しげなテロリスト政権のリストは恐ろしく長い。人権活動家らはアルジェリア、アンゴラ、ボスニア、クロアチア、ハイチ、イラン、イラク、ルワンダ、ソマリア、インドネシア、リビア、ナイジェリアについても、ハリバートンの役割を指摘する。ロシアでは、ハリバートンのビジネスパートナーであるチュメン石油が、大規模な詐欺によってシベリア油田の支配権を獲得したとして非難されている。  インドネシアでは、政府の調査でハリバートンの契約が賄賂によって不正に獲得したものだったことが発覚し、契約解除になった。これは「地球の権利」が暴露したことだ。インドネシアのある企業監視組織によれば、ハリバートンの工学部門であるケロッグ・ブラウン・アンド・ルート社は、スハルト元大統領一族との「談合、賄賂、縁者優先の慣習」を利用している(同様の企業は合計五九社にのぼるという)。悪徳不正の独裁者スハルトも、イルミナティ所有の巨大企業の利益に奉仕させるために英米の情(諜)報部が権力の座に就かせた男だ。  

石油カルテル2

2013年12月21日
石油カルテル2
 ハリバートンは一九一九年の創業で、ブラウン・アンド・ルート社というきわめて重要な子会杜を持つ企茉だ。チェイニーは石油産業での経験は皆無だったが、ハリバートンが会長職を依頼した理由はそんなこととは無関係だ。チェイニーにはもっと他に、ハリバートンのビジネスを拡大していく「才能」があったのである。  チエイニーが国防長官在任中(実はそれ以前と以後も含めてだが)、ブラウン・アンド・ルートはボスニア、ソマリア、ハイチなど戦争のあった地域で、数億ドルの価値のある契約を与えられてきた。内容は、アメリカの空爆や操作で破壊された国土の再建である。同様に一九九九年七月、バルカン半島支援再建会議の肝いりで、バルカン半島の各国政府関係者が、チェイニーのハリバートンーブラウン・アンド・ルートを始めとするアメリカ企業とワシントンで会談し、バルカン半島の占領・経営に必要な財政・政治面での問題が話し合われた。  からくりはこうだ。まず、政治決定をコントロールして、アジエンダに沿うように戦争を始めさせる。次に、関係する国の政府に金を貸し付け、自分たちのところから武器を買わせる。戦争に使う石油も自分たちで供給する。やがて標的とする国が破壊され、国民が大量に死んだところで契約を取りつける。  いわば自分たちで破壊したものを自分たちで再建するのである。チェイニーはハリバートンの最大株主で、所有株の総額は四五五〇万ドルにもなる。さらに役員会にはローレンス・イーグルバーガーがいる。父ジョージ大統領の下で国務長官を務め、現在は悪名高きキッシンジャー・アソシエーツの重役である。  【究極の大陰謀】デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦 三交社  ダボス会議で講演するディック・チェイニーとは何者?(2)【究極の大陰謀】http://www.asyura2.com/0311/hasan32/msg/881.html  投稿者 愚民党 日時 2004 年 1 月 21 日  http://www.davidicke.com/  デーヴィッド・アイク 訳・本多繁邦   ●ケネディ暗殺にまつわるパーミンディックス社に出資のハリバートン―ブラウン・アンド・ルート  ハリバートン―ブラウン・アンド・ルートが政治家に金を出してビジネスを拡大し、利益を上げてきたのは昔からのことだ。ブラウン・アンド・ルートがトップ企業に上り詰めたのは、リンドン・ジョンソン大統領への政治献金によるもので、両者の関係はジョンソンが上院議員に立候補した一九四八年から始まっている。『オースティン・クロニクル』紙から「ブラウン・アンド・ルートからの侯補者」と呼ばれたほどだ。  ジョンソンのおかげでブラウン・アンド・ルートは政府関係の契約で数十億ドルを稼いだ。そのなかにはベトナム戦争関連のものもあったが、それはケネディ暗殺を受けたジョンソンが方針転換して、アメリカを泥沼の紛争へと引きずり込んでからのものだ。ベトナム戦争中、ジョンソンは自分のパトロン企業に空港、パイプライン、軍事基地などの契約を与えた。  伝記『政治屋リンドン・ジョンソンの生涯とその時代』の著者ロニー・ダガーは、ブラウン・アンド・ルートからの金は大半が現金で支払われたと述べている。「それはまったく腐敗しきった関係で、両者が大きな利益を手にしていた。ブラウン・アンド・ルートは富を得、ジョンソンは権力と富を得たのである」。それ以来まったく同じやり口で、政府からの契約はブラウン・アンド・ルートに流れ続けている。 元ロサンゼルス警察のマイケル・C・ルパートは、ブラウン・アンド・ルートに関する調査で次のように述べている。  ----------------  ボスニアから始まってコソボ、チェチェン、ルワンダ、ビルマ、パキスタン、ラオス、ベトナム、インドネシア、イラン、リビア、メキシコ、コロンビアまで、ブラウン・アンド・ルートの業務は伝統的な大規模建設事業から、アメリカ軍への兵站支援の提供にまで拡大している。今では制服から車用車の手配まであらゆるものを備蓄・管理しているのは、アメリカ軍の需品係将校ではなくブラウン・アンド・ルートの倉庫であることのほうが多いだろう。 --------------  ハリバートンとブラウン・アンド・ルートはともに、パーミンデックス社に出資している。今では悪名高いこの企業はイギリス情(諜)報部のフロント機関だ。創業者のカナダ人ルイス・M・ブルームフィールドは、一九六三年ダラス(またしてもテキサス)でのケネディ大統領暗殺にまつわって、陰のネットワークを動かした中心人物だということが証明されている。  パーミンデックスはアメリカ以外でも、ヨーロッパ、メキシコ、中央アメリカ、カリブ海でも殺人部隊を動かしている。ケネディ暗殺に関わって裁判にかけられたのはクレイ・ショーただ一人だが、ニューオリンズの地方検事ジム・ギャリソンは、重要証人が自然死とは思えない理由で次々と死んでいったために、有罪に持ち込むことができなかった。 ショーは第二次大戦ではチャーチルのために働き、ケネディ暗殺時にはパーミンデックスのニューオリンズ部門を任されていたのだった。ケネディ暗殺後、ハリバートンはブラウン・アンド・ルートを買収した。パーミンデックスのコネクションには有名企業、銀行、個人が名を連ねている。ブッシュ・ファミリーもそうだし、カナダのギャング一族ブロンフマンも酒造会杜シーグラムを通じて繋っている。  ハリバートンは一九九八年、チェイニーの助言を入れて、八〇億ドルの契約でドレッサー・インダストリーズを買収・合併し、世界最大の石油採掘会社を作り出した。ついでに言えば、ジョージ・W・ブッシユの祖父プレスコット・ブッシュも、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの共同経営者という立場で二二年問にわたってドレッサー・インダストリーズの役員を務めている。ヒトラーと優生学運動に資金提供したブラウン・ブラザーズ・ハリマンは、ドレッサーの親会杜だったのである。  ドレッサーの社長兼会長を務めるヘンリー・二ール・マロンはプレスコット・ブッシュとはスカルアンドボーンズ仲問で、一九一八年にオクラホマ州フォートシルにあるアパッチ族酋長ジェロニモの墓荒らしに参加したうちの一人だ。マロンらはジェロニモの頭蓋骨を盗み出し、工ール大学にあるスカルアンドボーンズの本部に持ち帰った。どうやら頭蓋骨を持ち出したのはブッシュらで、マロンはこびりついた肉片や頭髪を焼く役だったようだ。父ジョージの息子で、シルバラード貯蓄貸付組合の事件に関わった詐欺師二ール・ブッシュは、ミドルネームを「マロン」という。これはドレッサーの杜長マロンにちなんだものだ。  父ジョージの石油産業でのキャリアはドレッサー・インダストリーズで始まったのである。また、プレスコット・ブッシュとジョージ・ブッシュ、バーバラ・ブツシュの、二人が子どもの頃のジョージ・W.ブッシュを抱いている写真があるが、それはドレツサー・インダストリーズの役員専用機の前で撮ったものだと研究家は見ている。  ◎アメリカで五番目の大口政府契約企業(麻薬密諭・組織犯罪に関わるハリパートン)、チェイニーは、まさに濡れ手に粟  チェイニーの持論は小さな政府で、ばらまき行政には反対だ。これは自然、自分(国民)のためではなく他人(チェイニー)のための政治が信条だということになる。ハリバートンは政府契約と納税者が保証するローンから、五年間で最低でもおよそ四〇億ドルを受け取っている。また政府はロシアの石油会社に対し、アメリカ輸出入銀行を通じて四億八九〇〇万ドル分の信用を保証しているが、これもブラウン・アンド一ルートを通ってハリバートンの利益となっている。  ロシアとアメリカの情報源や文書によれば、この石油会社は麻薬密輸と組織犯罪に関係しているという。チェイニーが引き継ぐまで、ハリバートンのアメリカ国防総省との取引は年問三億ドルほどだった。国防長官を辞めたチエイニーがやってくると、政府契約は六億五〇〇〇万ドルに跳ね上がったと『ボルテイモア・サン』紙は報じている。輸出入銀行と海外民問投資公社による融資と保証についても同様で、それまでは五年問で一億ドルだったものが、チェイニーがトップに座ってからは一五億ドル以上にもなった。  政治的な支援と融資保証の見返りに、チェイニー以後のハリバートンは選挙の候補者や政党に多額の献金をしている。ロビィ活動の予算も倍増で、それまでは年間三〇万ドルだったものが、チエイニーが舵取りをするようになってからは六〇万ドルになっている。ハリバートンは、アメリカから各国への海外「援助」からも利益を得ている。援助を受ける国がハリバートンと契約するからだ。  『ロサンゼルスタイムズ』が入手した国務総省文書を見ると、ハリバートンがアジアやアフリカで大きな契約を取れるよう、アメリカの政府関係者が援助していることがわかる。まさにイルミナティ家系やその代理人どものやり方だ。まずはイルミナティの単一政党国家を通じて政府の意思決定をコントロールし、次にハリバートンやカーライル・グループのような企業を動かして、その政府決定や政策から甘い汁を吸うのである。この方法が取れるからこそ、チエイニー以後のハリバートンは急速にビジネスを拡大し、アメリカで五番目の大口政府契約企業になれたのであり、当然、「テロとの戦争」のような紛争があれば膨大な利益を得ることになる。  ハリバートンは世界一三〇カ国で活動を展開し、アメリカ最大の組合のない企業となっている。二〇〇〇年夏にボーイ・ジョージとともに大統領選挙に出馬するに当たり、チェイニーが三四〇〇万ドルもの「退職金」をもらったのもうなずける。これ以外にもチェイニーは、それまでの五年問の年俸二二〇万ドルに加え、ボーナス数百万ドルと約四五〇〇万ドル相当の自社株購入権を受け取り、さらにハリバートンの持ち株一〇万株の売却利益五一〇万ドルを手にしている。さらに「退職金」には、向こう三年以内に「付与」予定のストックオプション四〇万株が含まれている。  これはつまり、この期間にハリバートンの株価が上がれば上がるほど副大統領が儲かるということであり、石油産業が政府方針に大きく依存することになる。二〇〇二年六月十日付『ボルティモア・サン』は、ハリバートンが不正会計で証券取引委員会の調査を受けていると伝えた。この調査の背後には、エンロンやワールドコムの会計事務所アーサー・アンダーセン・グループが推奨する「積極的会計慣行」があると言われていて、収人一億ドルが未受領のまま計上された疑いが持たれている。

石油カルテル?

2013年12月21日
石油カルテル?
【ブッシュ政権に集う悪党ども】  ディック・チェイニーとは何者? 【究極の大陰謀】   http://www.asyura2.com/07/war88/msg/836.html  投稿者 愚民党 日時 2007 年 2 月 14 日 08:02:29: ogcGl0q1DMbpk  (回答先: 副大統領の法廷証言、見送りへ=米CIA裁判  【時事通信】 投稿者 愚民党 日時 2007 年 2 月 14 日 07:48:37)  ダボス会議で講演するディック・チェイニーとは何者?【究極の大陰謀】  http://www.asyura2.com/0311/hasan32/msg/847.html  投稿者 愚民党 日時 2004 年 1 月 20 日  ブッシュ・ファミリーの周囲に集まる友人や仲間は、ペテン師や人殺しや芯から心のねじ曲がった連中ばかりだ。お互いにさぞ居心地が良いことだろう。そのまたとない好例が「ボヘミアの森」の仲問、ディック・チェイニーだ。フォード政権で大統領首席補佐官、父ブッシュ政権では湾岸戦争時の国防長官を務め、ジョージ・W・ブッシュの下で「テロとの戦争」がおこなわれている現在は副大統領となっている、あのディック・チェイニーである。  キャシー・オブライアンは『悦惚のうちに作り変えられるアメリカ」で、チェイニーから受けた恐るベき経験を語っている。当時のキャシーはイルミナティ=CIAによる精神操作プログラムの犠牲者で、幼い娘ケリーとともに、父ブッシュの国防長官だったチェイニーから性的、暴力的な虐待を受けた。キャシーはチエイニーの指示で麻薬密輸にも何度となく関わり、その様子を詳しく述べている。そのなかに登場するバンダル・ビンスルタンを、チェイニーは「ザ・スルタン」と呼んでいた。  このサウジの駐米大使は骨の髄まで腐敗した男で、ジョージ・ブッシュの操り人形であり、ビンラディン一族にも近く、テロリストに財政支援するハリド・ビンマフフーズなどの仲問でもある。キャシーは、娘とともにチェイニーとブッシュから受け続けた胸の悪くなるような残虐行為の様子を語っている。以下の引用はそのほんの一例だ。  ブッシュはケリーとのセツクスの様子を事細かに話して、小児性愛がどんなものかをチェイニーにわからせようとした。二人とも、薬と期待ですでに性的な興奮状態だった。チェイニーは小児セックスをしない理由をブッシュに説明するのに、白分の男性白身をケリーの前にさらして見せた。「ほら、ごらん」。チェイニーの異常に大きなペニスを見たケリーは恐怖に身を縮めて「いや!」と叫び、それを見た二人は声を立てて笑った。  ケリーを寝室へ連れて行くときブッシュは、コカインの噴霧器を取ってくれとチエイニーに頼んだ。優しいんだな、痛みを感じないように麻癖させてやるのか、とチェイニーが言うと、ブッシュは「馬鹿言え、俺のためだ」。白分が興奮している様子を野卑な言葉で語ったブッシュは、コカインをペニスにスプレーして長続きさせるのだと言った。「ガキのためかと思ったよ」とチェイニーが言った。「嫌がるところが面白いんだ」と言うと、ブッシュはケリーの手を引いて寝室へ向かった。  チェイニーは、ブッシュがケリーをいじめるのはお前のせいだから「(地獄の火で)焼いてやる」と一言って火掻棒で私の内股を焼き、ケリーも火に投げ込むぞと凄んだ。憑かれたように言葉をエスカレートさせてケリーが焼かれる様子を語り、私に深いトラウマを植え付けた。性的虐待を受ける私の耳に、寝室から漏れてくるケリーのすすり泣きが聞こえた。ケリーの声が大きくなると、チェイニーはクラシック音楽をかけた。助けを求めるケリーの声は音楽のなかに沈んでいった。  キャシーは、チェイニーから残酷な殴打を受けたときのことも語っている。キャシーはチェイニーに、トイレに行かせてくれと頼んだ。 --------------- チェイニーの顔は怒りで真っ赤になった。その瞬問私に飛びかかり、背中から壁に叩きつけた。片腕で私の胸を押さえつけ、もう一方の手を私の喉に押し当てた。私は頸動脈を親指で押さえられ、呼吸もできなかった。チェイニーは大きく日を見開き、唾を吐きかけながら唸るように言った。  「何なら殺してやるぞ。お前くらい簡単に殺せるんだ。殺せるんだ。この両手だけでだ。これが最初でもないし、最後でもない。その気になればいつでも殺してやる」。私のうしろにはキャンプ用の簡易ベッドがあった。そこへ私を押し倒すと、チェイニーは怒りをセックスにぶちまけて、果てた。 ---------------  これと同じディック・チェイニーが、今はアメリカの副大統領として、「テロとの戦争」に勝利するため空爆と虐殺が必要だと世界に号令をかけているのである。さらに特筆すべきは、その信じがたい偽善者ぶりだ。チェイニーの盟友で小児愛者のブッシュの子、ボーイ・ジョージは二〇〇二年八月、何と「アメリカの子どもを守る」ための構想を発表しているのである。 リチャード.ブルース・チェイニーは一九四一年にネブラスカ州に生まれ、ワイオミング州キャスパーで育った。例によってスカルアンドボーンズ・ソサエティの本拠地である工ール大学の派閥だが、チエイニーの場合は途中で落第し、ワイオミング大学へ進んでやっと政治学の学位を取得している。その後はワシントンヘ出てニクソン政権に入り込むが、そのとき特別補佐官としてついた相手が誰あろう、現在国務長官として「テロとの戦い」を推進するドナルド・ラムズフェルドだった。  当時のラムズフェルドは機会均等局(イルミナティ機関)の初代局長を務めていたが、キッシンジャーの仕組んだウォーターゲート疑惑で一九七四年にニクソンが辞任すると新大統領ジェラルド・フォードの大統領首席補佐官として閣僚入りした。 フォードもやはりキャシー・オブライアンを虐待した一人で、ウォーターゲートのおかげで選挙なしに大統領になったが、有権者の声を聞いていたら絶対に選ばれることはなかったはずだ、これもアメリカに対するクーデターの一例である。フォードの知力はジョージ・W・ブッシュといい勝負で、有名な「歩きながらガムを噛めない」というジョークがまさにぴったりの男だった。  チェイニーはラムズフェルドとともに閣僚入りし、最後は一九七五〜七七年までフォードの首席補佐官を務めた。まだ三〇代半ばだった。最初の心臓発作に見舞われた後(何度か経験している)、ワイオミング州下院議員に当選した。その後も再選を重ね、一九八八年に大統領に当選した父ブッシュから国防長官に任命された。  チェイニーも当然ながら「血族」の一員で、やたらと人を戦場に送りたがる。ただし、白分は絶対に行かない。ベトナム戦争のときも、学生であることと「子どものいる登録者」であることを理由に兵役免除を受けている。大統領のダビャと同様チェイニーも、確認のための上院公聴会では「召集されれば喜んで応召していた」と答えた。まあ、そんなことは絶対なかっただろうが。 一九六四年、チェイニーはリン・アン・ヴィンセントと結婚する。彼女もワシントンの関係者で、一九八六年から九三年まで、レーガン及びブッシュ政権下(実質はどちらもブッシュ政権下)で全米人文科学基金の会長を務めた。後にはアメリカン・エンタープライズ・インスティチュートの上級研究員となり(夫チェイニーも一九九三-九五年まで関わっていた)、一九九八年までの三年問は、CNNのぞっとするような「デイベート」番組『クロスファイアー・サンデー』で共同司会を務めた。  チェイニー夫人は一九九四年から二〇〇一年一月までロッキード・マーティン社の役員だったが、この会杜は当時テキサス州知事だったジヨージ・W・ブッシュが、テキサス州の福祉システム運営のために契約しようとした会杜だった。幸い、州民の反対でこれは実現しなかった。ロッキー-ド・マーティン社の副社長ブルース.ジャクソンは、ブツシュの人統領選挙では財務担当を務めた。  ディック.チェイニーの名を一気に高めたのは一九九一年の湾岸大虐殺で、あのときはイラク市民数万人の大量殺戮が遂行された。その後の経済封鎖を含めれば、現在までの死者は一〇〇万人を越える。当時の政権の顔ぶれは、大統領が父ジヨージ・ブッシュ(現在はカーライル・グループ)、国務長官がジエームズ.ベイカー一カーライル・グループ一、統合参謀本部議長がコリン・パウェルだった。  チェイニーは自分の「防衛」政策について、「アメリカの友人には武器を、潜在的な敵には武器制限を」だと語った。もちろんこれは大嘘だ。実際は「各国には格落ちの武器を売りつけておいて、あとで武装しているから危険だと悪玉に仕立て上げる。こちらはそれを口実に、最新鋭の兵器を使って民問人もろとも吹っ飛ばす」のである。  ◎ビッグ.ディックの戦争・破壊・再建の超効率ビッグ・ビジネス  一九九二年の出来レースでブッシュが格下の盟友ビル・クリントンに敗れると、チェイニーは「民間ビジネス」の世界へと転進し、九年後には子ジョージとともにワシントンヘ復帰するという約束で、しはらくは別の方面からイルミナティに奉仕することになった。チェイニーの莫大な富は、モルガン・スタンレー、ユニオン・パシフィック、プロクター・アンド・ギャンブル、エレクトロニック・データー・システムズ一富豪ロス・ペローの会社一といったエリート企業の役員として得たものだが、最も重要なものは、一九九五年から会長兼CEOを務めるハリバートン石油(またもテキサスを本拠とする企業)だ。

カスピ海 バクー油田

2013年12月21日
カスピ海 バクー油田
バクー油田開発とノーベル 皆さん!「ノーベル」といえば、なにを連想しますか。誰です「ノーベル飴」と答えた人。 確かにそのような飴がありましたっけ。 「ダイナマイトの発明」 それもありますね。 「ノーベル基金の設立」 そうそう一番有名な話ですね。 しかし、忘れていませんか。バクー油田の開発と石油産業の近代化を進めたバクーの石油王であること。 そして、その石油産業が共産主義を育んだことを・・・。 でも、バクー油田に関わったノーベル兄弟は3人、正確にはダイナマイト実験で爆死した末弟にエミールがいました。 カスピ海西岸に突き出たアフヘシェロン半島には太古の時代から屋根の四隅で燃え盛る炎の拝火教(ゾロステー教)の寺院が多くありました。最も名高いものはバクー近郊スーランヌイにあるアテクガ寺院です 現代の永遠の炎 18世紀の永遠の炎 18世紀の木製油井。原油を噴出している ← アフヘシェロン半島の地図を背景にノーベル一家  信者にとっては何故そこで、永遠の炎がもえてるのか謎でした。 その秘密は竹で作られた筒により地下から屋根まで石油ガスが導かれていたのです。この寺院は625年に破壊されましたが、その後修復され、現在でもゾロスター教の聖火としてトーチの先端でえんえんと燃え続けています。宗教に"火"ガ取り入れられた事と、その地域に石油が豊富に存在するということは、密接な関係があるようです   噴出・滲み出る石油        トリクメニスタン 1992 カスピ海沿岸は、ほとんどどこでも石油が滲み出ていました。原油による沼地のようなものでした。 原油はカスピ海に流れ出て悪臭が立ち込めていたそうです。 アゼルバイジャン 1922  原油を噴き上げる木製デリック 制御技術が確立されていないので原油の洪水であった。  カスピ海一帯は石油資源の宝庫として、沿岸の5ケ国が領海占有権、海底占有権の解釈で争っています。そのどちらで占有権を決定するかにより石油の取り分が大きく違うそうです。喫茶店でも触れています。昨年のニューヨークの同時多発テロに端を発したアフガン戦争もカスピ海の石油ガス輸送のパイプラインをアフガニスタンからバキスタンに敷設しようとするアメリカ石油資本というよりブッシュ大統領の関わる石油利権に繋がる複雑な相関関係が見え隠れしているのです。この話は、別の機会に譲ります。 ルーマニア 1979 石油の滲出は、カルパチア山脈の北側でも河に流れ出た原油を汲み取る人々の姿が描かれている。 ここ、バクーにアメリカ ・ペンシルバニアのドレーク油田に続いて本格的な石油産業が誕生しました。 カスピ海の沿岸都市バクーは石油掘削ヤグラが乱立していました。カスピ海には原油が流れ込み悪臭ガ立ち込め環境は悪かったといいます。しかし、小規模鉱区が多く、約415の手掘り油井があったといわれています。1873年に最初の油井が噴出しました。  切手は初期のバクー油田を描く。消印はBAKU 1922/5/31.アゼルバイジャン初期発行。 バクー油田とバクーの地名局入り。金額表示は、当時のインフレという社会情勢を読み取れる。 繁栄したバクー市街・左紋章はアゼルバイジ ャンの石油デリックの紋章 石油により都市は近代化した。 石油に夢をみて人びとが群がった。 バクー油田   最近のカスピ海周辺油田地帯   ← カスピ海油田地帯地図とカザフスタン油田の切手  1870年代のノーベルのバクー油田開発から100年有余カスピ海での油田開発競争が再燃しました。「海」か「湖」かの論争は『喫茶室』にご来店を願うとして、ソ連のペレストロイカを切っ掛けに当時大半がソ連領内だったカスピ海での油田開発は石油各社が先駆けを狙っていました バクー周辺での新規埋蔵地域の発見に加えて、カザフスタン領土内にあるテンギス油田で、現在北カスピ海を代表する大油田となっています。  ノーベル三兄弟登場 ・製油所建設とダイナマイト発明1873年スエーデンの発明家イマヌエル・ノーベルの息子ロバート・ノーベルがバクーを訪れます。イマヌエルには3人の息子がいました。長男のロバートは次男のルドブィッヒの仕事を手伝っていました。次男は父の仕事を受け継ぎ軍事産業を営んでいました。 その関係でライフルの銃床となる木材(文献によれば艤装品の説もある)の買い付けにバクーを訪れたのです。そのころ、バクーは既に規模は小さいものの石油産業が芽ばえ街は栄えていました。 彼は、たちまち石油の虜になります。懐には、弟から預かった木材買い付けの資金があります。その資金を流用し1875年にバラハニーに利権を取得小さな製油所を手に入れます。 その後、次弟からの資金援助もありバクーでも強力な精製業者となりました。次弟のルドブィッヒは、アメリカでの石油産業の急成長を知り、自ら石油産業に乗り出します。発明家という素養を備えており連続蒸留装置の技術改良などたちまち製油所を効率的に改造しました。 掘削業者、包装業者、輸送業者を傘下にいれ一大石油産業を確立します。さらに、油井と製油所との間にパイプラインを敷設しました。『ロベルト・ノーベル製油所』を設立し国際石油会社としての地位を築きます。 長男ロバートは、弟ルドブィッヒが自分の領分を犯したことに反発スェーデンに帰ってしまいます。しかし、1879年に『ノーベル兄弟石油生産会社』を設立しました。ノーベル一家ははロスチャイルド家と競争することになります。 切手タブ(余白)にノーベル三兄弟の名前が印刷されているロバートが弟に出資させて、バクーに定住したとあります。しかし、ノーベル基金の設立者が末弟のアルフレッドであり資金調達の役目がアルフレッドであるのが定説です。このアルフレッドがダイナマイトの発明者(1867年)であります。産業発展の為には、安全な爆薬が必要であるということで研究を重ねました。その爆薬とは、ニトログリセリンで、僅かなショックで爆発するこの液体を安全なものにしたいと研究しました。 その結果、1866年に安全に取り扱えるダイナマイトを発明しました。 彼のダイナマイト発明の目的は、鉄道のトンネルを掘る平和産業に貢献することでした。 ルドブィッフ。ノーベル・ タンカーの建造 さらに当時は、輸送手段としては木製の樽を使用し、カスピ海を600マイル北上していました。そこから、小船に積み替えてボルカ川を遡り運んでいました。破損、漏洩等効率が悪く悩みの種でした。石油をバラで運搬する船船倉にタンクを作り石油を入れる、しかし、(今で云うタンカー)は"油と水"の関係から船の安定が悪くこれもバクー産の石油のヨーロッパ諸国への販売拡大を妨げる要因となっていました。 持ち前の技術革新のルドブィッヒは、水と油の密度差による不安定要因をクリアしたスェーデンで特別タンカーを1878年にカスピ海に就航さすことに成功しました。 ゾロスター(Zoroaster)号です。ほどなく、カスピ海からボルカ河、バルト海をタンカー船隊が航行しました。ノーベル三兄弟の果たした貢献について整理してみます。 バクーの石油産業はロバートが先鞭をつけ、次男が製油所の技術革新により近代化そして末弟がダイナマイト発明による特許料により莫大な資金の蓄積により、石油産業への資金提供という図式になります。 ロバート・ノーベル : 化学者・石油産業の先鞭者・最初にバクーの石油に着目した。 ルドブィッヒ・ノーベル: 軍事産業(父の会社継承)・蒸留装置の革新・タンカーの開発・ロシアの悪路用車輪発明・石油王アルフレッド・ノーベル: 化学と経済の才能に長ける・ダイナマイト発明 各国で特許取得莫大な資産蓄積・ノーベル基金設立    ロスチャイルドの進出 ロシヤ帝国での石油産業の市場は厳しく、国民の大半の人びとは石油を買うことすら出来ませんでした。そこで石油業者は市場を外国に求めました。カスピ海を北上するノーベルのルート対抗して黒海の町までの輸送手段として鉄道建設(バクーからバツーム)を計画しましたが、その資金がありませんでした。そこに現れたのが、マイヤ・ロスチャイルドです。ノーベルの成功に刺激され1886年に莫大な資金を投入し『カスピ海・黒海会社』を設立しました。アドリア海の製油所を買い取りロシアから原油を運ぶ計画を考えました。ノーベルとの戦いになり、シェル石油も絡んできます。スターリン登場 労働運動の昂揚頂点に  ノーベル家、ロスチャイルド家の追放 バクーの石油労働者の労働条件や生活条件は過酷でした。 バクーの労働者はほとんどが家族から離れて単身で働いていました。一日の労働時間は14時間から16時間が強いられ労働者の不満は蓄積していきました。バクーは『カスピ海沿岸の革命の温床』になりつつありました。革命を扇動する拠点が出来つつありました。バクーと石油産業は将来の革命の指導者を育てる場所となりました。 その若き活動家の卵の中に、「コバ」と呼ばれる男がいました。彼こそ、後に『ヨシフ・スターリン』と呼ばれる男でした。彼は、ロスチャイルド家に対するストライキをはじめ石油産器用相手のストライキの首謀者となりました。1905年10月ストライキはロシア全域に広がりました。燃え盛る油井の火が地獄のごとく煙の雲の中にたちあがりました。 その後一旦スターリンは投獄されますが、やがて出獄し政治、社会の大変動がロスチャイルド家、ノーベル家をロシアから追い出すこととなります。以後、ロシアをはじめ東欧諸国は社会運動の坩堝に巻き込まれていくのです。国家は石油なり、社会主義国家建設の国威高揚から石油産業を描く切手は社会主義国 に多く発行されました。写真はバクーの労働者を扇動した当時の若きヨシフ・スターリン。                                            切手は晩年のスターリン。←1905年10月スターリンの扇動により炎上するバクー油田。歴史的な葉書。 バクーの労働者を扇動し、投獄されたスターリンは、40年後、ソ連の指導者となった彼はこの同じ油田を侵攻してきたドイツ軍から守ることになる。 バクーが確保できなかったことはドイツにとって致命的な打撃となっりました。 ロシアはこの労働争議を国民の目からそらす為に日露戦争に積極的に迎えたといわれています。何時の時代も内政問題を外に向けるものです。しかし、 日露戦争には敗れ、労働争議は悪化しニコライ皇帝は窮地に陥ります。 1917年11月6日ロシア革命への道へと進みます。 ノーベル家、ロスチャイルド家は育て上げたロシアの石油産業から追放されることになりました。社会主義国家を目指し赤旗に集結する労働者を描いた。社会主義国家建設は石油産業をはじめとして労働者の団結を象徴としている。
やはりおかしい選挙?
ロイター「未来の党」の支持率が急進している - Weathercock - Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/wintermountain_2007/31383001.html JNNの世論調査の改ざんが明るみに(小沢氏を「総理大臣に期待する」人が10%という反響を恐れ1%に改ざん) JNNの世論調査の改ざんが明るみに(小沢氏を「総理大臣に期待する」人が10%という反響を恐れ1%に改ざん) http://blogs.yahoo.co.jp/panaponnniwa/10920459.html TBSテレビをキー局とし、日本のテレビニュースネットワークとしては最も古い歴史のあるJNNが2013年12月7日、8日に行った「総理大臣にふさわしいあるいはまかせたいと思う政治家は誰か?」という世論調査で小沢氏が 10%を獲得して堂々の2位となった(?)。 しかし、この調査結果はすぐ1%に訂正されてしまった(?)。 普通なら最初の10%が誤報であったと考えるのであるが、実はそうではない。 最初の10%が正しく、後で訂正された1%は調査結果を改ざんしたものである。   最初に報道された数字と訂正された数字の違いは小沢氏の10%を1%に改ざんしたことである。 最後の欄のかっこ付きの(答えない・わからない)の4%はすぐ上の「特にない(57%)」の内訳を再掲したもので、「特にない」と回答した57%の人の中で「答えない・わからない」という人が4%あったということである。この改ざん後の回答率を全部足しても92%にしかならず、回答者の8%ものデータが世論調査から消えてしまうというお粗末さである。 つまり、小沢一郎氏の10%から単純に9%を引いただけなので、合計回答率が92%にしかならないということである。 従って、最初に発表したようにやはり小沢氏は10%の支持率があったということになる。  小沢氏を10%と発表し、その反響の大きさから1%に改ざんしたということは世論調査が如何にいいかげんで調査者の思惑を含んだものであるかということがよく分かる。 しかし、今までさんざん世論調査の胡散臭さが取りざたされてきたが、このように改ざんが目に見える形で明らかになったのはおそらく初めてであろう。 どこかの圧力により真実を隠し、嘘を報道するJNNは世論調査はもとよりニュース自体を扱う資格はないことは明らかだが、これが報道の真の姿だということを我々は肝に銘じておくべきであろう。 ? *ウェブ魚拓にとられた世論調査の内容(2013年12月10日 16:59記録) この画像は当初発表された「JNN 世論調査」の数字を「魚拓」に取り、それを画像にしたものです。 安倍晋三(13%)石破茂(3%)麻生太郎(1%)谷垣禎一(0%)小泉進次郎(7%)海江田万里(0%)岡田克也(0%)前原誠司(0%)野田佳彦(0%)細野豪志(1%)石原慎太郎(0%)橋下徹(2%)山口那津男(0%)渡辺喜美(1%)志位和夫(1%)小沢一郎(10%)その他(5%)特にいない(57%)(答えない・わからない)(4%) 「魚拓」からの元のJNNの世論調査数字 http://megalodon.jp/2013-1210-1659-12/news.tbs.co.jp/newsi_sp/yoron/backnumber/20131207/q4-2.html *「ウェブ魚拓」とは、ネット上のデータを魚の魚拓をとるようにコピーすることで、一端魚拓を取ってしまうと後で修正しても、元のデータを読むことが出来るというものです。 改変したと思われる現在の数字 ? 現在の内容 安倍晋三(13%)石破茂(3%)麻生太郎(1%)谷垣禎一(0%)小泉進次郎(7%)海江田万里(0%)岡田克也(0%)前原誠司(0%)野田佳彦(0%)細野豪志(1%)石原慎太郎(0%)橋下徹(2%)山口那津男(0%)渡辺喜美(1%)志位和夫(1%)小沢一郎(1%)その他(5%)特にいない(57%)(答えない・わからない)(4%) http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/yoron/backnumber/20131207/q4-2.html 大手メディアの世論調査など信用が出来ないという お粗末な事例である。

ODA 対中 対韓

2013年12月18日
ODA 対中 対韓
2005年5月  対中ODAは、1979年に開始され、これまでに有償資金協力(円借款)を約3兆1,331億円無償資金協力を1,457億円、技術協力を1,446億円、総額約3兆円以上のODAを実施してきました。 返済義務を課さないで資金を供与する援助。 当該ホームページにて掲載されているものは、一般無償資金協力に該当するもの。  過去のODA事業では、中国に道路や空港、発電所といった大型経済インフラや医療・環境分野のインフラ整備のための大きなプロジェクトを実施し、現在の中国の経済成長が実現する上で大きな役割を果たしています。  例えば、我が国の有償資金協力(円借款)により総延長5,200キロメートルもの鉄道が電化され、港湾分野においては1万トン級以上の大型バースが約60か所整備されました。また、無償資金協力によって設立された日中友好病院では、一日に約3,000人の患者の治療を行うなど、首都北京でも主要な医療機関となっています。 また、インフラ整備のみならず、技術協力についても、独立行政法人国際協力機構(JICA)が行政官の養成支援などの分野を中心に、2003年度までの累計で15,000人を超える研修員を、海外技術者研修協会(AOTS)が産業促進に必要な人材の育成のために累計で22,000人を超える研修員を中国から受け入れたほか、JICAが5,000人の専門家を中国に派遣しました。 対韓ODA 外務省HPの? http://blog.livedoor.jp/su_mi_jun/archives/557399.html 韓国大使館前にこの一連をコピーして張り出してやれ。
北欧神話 入門
北欧神話とは  北欧神話とは、キリスト教布教以前、スカンディナビアやバルト地方に住む北ゲルマン人の間で語りつがれていた神話である。  内容は、ノルウェーからアイスランドに移住したノルマン人の文献によって現代に伝えられている。古エッダ(9〜13世紀)と新エッダ(13世紀:スノッリ・ストゥルルソン著)、および数百のサガがそれである。 世界観  北欧神話の世界創世のくだりは、「炎と氷の国」とよばれるアイスランドの風土、そしてヴァイキングの尚武の気質を彷彿とさせて興味深い。  …太古の昔、宇宙には巨大な裂け目があるだけだった。その北には氷と霜の国、南には炎の国があった。氷と炎がぶつかって裂け目にしずくがしたたり、そこから最初の生物である巨人ユミルが生まれた。その後、氷の中から巨大な雌牛アウドムラが生まれた。  ユミルがアウドムラの乳を飲んで寝ているうち、寝汗から巨人たちが生まれた。一方、アウドムラがなめていた岩からは、最初の人間ブリがあらわれた。ブリの息子ボルと、巨人の娘の間に生まれたのが、オーディン、ヴィリ、ヴェーの3兄弟である。  巨人と対立した3兄弟は、力をあわせてユミルを殺した。彼らはその死骸を裂け目の真ん中にすえて、世界をつくった。ユミルの血から海を、肉から土を、骨から山を、頭蓋骨から天を、といった具合である。炎の国から飛んできた火花からは太陽と月がつくられた。  また彼らは2本の流木に生命を吹き込んで人間をつくり、大地の真ん中の国「ミドガルド」に住まわせた。ミドガルドの中央につくられた「アースガルド」には、3兄弟とその一族「アース神族」が住むことになった。  ところで、ユミルが殺されたときに流れ出た血の洪水によって巨人たちはみな死んでしまった。ただ1組の夫婦が生き残り、その子孫の巨人族が「ヨツンヘイム」という国に住んでいる。  神々は、自らと人間の住む国を守るためにつねに巨人族に備えているが、いつかは彼らとの戦争によって世界は終末を迎える運命にある。この最終戦争を、「ラグナロク」という。 主な神々 オーディン  アース神族の最高神。ふだんは全世界が見渡せる玉座に座り、戦においては8本足の馬スレイプニルにまたがり百発百中の槍グングニルを操る。片目とひきかえに知恵の泉の水を飲んで太古の知恵を身に付け、クワシールの霊酒を手に入れて詩を世にもたらした。また9日間木につり下がるという苦行の末、ルーン文字を会得した。ワルキューレという乙女たちを戦場につかわして、戦死した勇者の魂を集めている。宮殿ヴァルハラに迎え入れられた戦士たちは、昼は武芸・夜は宴会三昧の日々を送り、ラグナロクに備えているという。"Wednesday(水曜日)"の語源(古英語の"Woden"から)。なお、妻のフリッグは"Friday(金曜日)"の語源(Frigg)。トール  オーディンの息子で、アース神族最強の雷神。食べてもよみがえる不思議なヤギ2頭がひく戦車に乗る。投げれば必ず命中し手元にもどってくるミョルニルというハンマーによって無数の巨人を打ち倒し、神と人間の国を守っている。ただし、やや思慮に欠ける面あり。"Thursday(木曜日)"の語源(古ノルド語の"Thor"から)。 フレイ  北欧神話には、アー 北欧神話には、アース神族の他に「ヴァン神族」という神々の系譜がある(より古い時代に信仰されていた神々らしい)。世界ができてまもないころ両神族は戦い、人質を交換して和議を結んだ。その際、ヴァン神族からアースガルドにやってきたのがニヨルドと、息子フレイ、娘フレイヤである。フレイは豊饒の神とされ、妖精の国に住む。ひとりでに戦う宝剣を持っていたが、惚れた巨人族の娘を口説く際にこれを手放してしまい、ラグナロクの際に素手で戦うはめになる。 フレイヤ  フレイの双子の妹。美しい愛の女神。首飾りを手に入れるため4人の小人と寝るなどふしだらな面と、自分を捨てた夫を捜しに流浪するけなげな面をあわせもつ。ワルキューレを率いて戦場にあらわれ、戦死者の半分を連れ帰るといわれる。 ドイツ語の"Frau(英語のMrs.)"の語源。 チュール  軍神にして司法神。父は巨人ヒュミル。フェンリルを捕縛する際に右手を食いちぎられ、隻腕となる。"Tuesday(火曜日)"の語源(古英語の"Tiw"から)。 ヘイムダル  アースガルドとミドガルドを結ぶ虹の橋の見張り番。すばらしい目と耳の持ち主。ラグナロクがはじまる時、ギャラルホルンという黄金の角笛を吹き鳴らす。 イドゥン  食べると年をとらない「青春のリンゴ」を持つ女神。神々は時々これを食べることで若さを保っている。イドゥンがリンゴとともに巨人に連れ去られ、神々が老いはじめるという事件があった。この時はロキが彼女を取りもどしてことなきを得た。 ロキ  もとは巨人族であるが、オーディンと義兄弟となりアース神の仲間になった。知恵はあるがいたずら好きで、しばしば神々を困らせる。奸計をもってバルドルを死に至らせたのはその際たるものであり、この罪により鎖で洞窟に縛られ、蛇の毒をたらされるという罰を受ける。彼の妻が毒を鉢に受けることでロキを守っているが、鉢がいっぱいになるたびに中身を捨てなくてはならない。その間に毒は顔に落ち、ロキはもがき苦しむ。これが地震だといわれている。 バルドル  オーディンの息子で、光の神。彼の見た悪夢を心配した母フリッグが、世界のあらゆるものにバルドルを傷つけないという約束をさせた。しかし、唯一幼いために契約できなかったヤドリギがあることを知ったロキは、バルドルの盲目の弟ホズルにこの木を投げさせた。これに貫かれてバルドルは死に、ラグナロクが近づいたとされる。 神々の敵(巨人と怪物) ウトガルド・ロキ  ヨツンヘイムに住む巨人の王。この地にやってきたトール、ロキを魔法でペテンにかけたが、逆に彼らの実力を思い知ることになる。 スルト  炎の国ムスペルヘイムの入り口を守る巨人。ラグナロクには炎の巨人たちをひきつれておしよせる。 フェンリル  ロキと、巨人族の女アングルボダの間に生まれた3匹の魔物のひとつ。おそろしく凶暴な狼で、世界をのみこむほど巨大に成長したため、神々によって捕縛された。ドワーフ(黒小人)がつくった魔法のひもによって岩に縛り付けられ、上あごと下あごの間に剣をつきたてられている。 ヨルムンガンド  ロキの息子である3魔物の蛇。オーディンによって海に投げ込まれたが死なず、ミドガルドをとりまくほどの大蛇に成長した。自分の尾を口にくわえた姿で、海の底に眠っている。ミドガルズオルムともいう。 ヘル  ロキの息子である3魔物のひとり。半身は肌色だが半身は青色をしている女神。戦死でなく、病気や老衰で死んだ者は彼女が支配する死者の国へ行くとされる。英語の"hell(地獄)"の語源。 ラグナロク(神々の黄昏)  北欧神話の最大の特徴は、ラグナロクという最終戦争によって神々が世界もろとも滅び去ることにある。  …バルドルの死によって世界は光を失い、3年もの間冬が続いた。太陽と月はフェンリルの子の狼に飲み込まれ、あらゆる封印は吹き飛んだ。解き放たれたロキは巨人族を、ヘルは冥界の亡者を、スルトが炎の巨人たちを率い、フェンリルとヨルムンガンドもアースガルドに押しよせた。ヘイムダルの吹く角笛によって敵襲を知った神々とヴァルハラの戦士たちは、アースガルドの前にひろがるウィグリドの野に出撃し、最後の戦いがはじまる。  オーディンはフェンリルに飲み込まれたが、息子ヴィダルがフェンリルの口を引き裂いてかたきを討った。トールはヨルムンガンドを撃ち殺したが、その吐き出した毒を受けて倒れた。チュールは地獄の番犬ガルムと、ヘイムダルはロキと相討ちになり、宝剣を失っていたフレイはスルトに倒された。そしてスルトが投げつけた炎の剣によって世界は火の海につつまれ、海の底に沈んでいった。  しかしその後、新しい陸地が浮上し、新たな太陽が生まれ、バルドルもよみがえった。ヴィダルなど数名の神は生き残り、アースガルドの跡地に住まいを建て直した。また男女1組の人間が森の中で生きのび、彼らの子孫が地を満たしたのだという。

古代エチオピア王家

2013年12月17日
古代エチオピア王家
昔むかし、古代エチオピアにケフェウスという王様がいました。(ひゃー、今回は昔話風だ 笑) ケフェウスはとても立派な王様で、国民は皆幸せに暮らしていたのです。 ケフェウスの妃カシオペアは、大変美しい女性でしたが、その美しさを鼻にかけ、少々高慢ちきなところがありました。それは自分の美しさにとどまりません。二人の間には、 アンドロメダというそれはわいらしいお姫様がいましたが、カシオペアは我が娘が自慢でなりませんでした。そしてあるとき、ついこんなことを言ってしまったのです。  「アンドロメダの美しさには、あのネレイドたちも、足元にも及ばないわ」 ネレイドとは海の神ポセイドンに遣える妖精で、ポセイドンの孫娘に当たります。しかも、この妖精たちもまた、相当な美貌自慢でしたから(こんなのばっかりだなあ)、カシオペアの言葉は聞き捨てなりません。ネレイドたちはかんかんに怒って、ポセイドンに泣きつきました。 かわいい孫たちを人間に馬鹿にされては、ポセイドンも穏やかではありません。カシオペアを懲らしめようと、恐ろしい化けくじらをエチオピアの海岸に差し向けたのです。 そんなわけで(笑)、エチオピアの海岸には、日々化けくじらが姿をあらわすようになりました。津波を起こしては農作物を押し流し、海岸では家畜や人々に襲い掛かり、エチオピアの国は大混乱です。 困り果てたケフェウスは、神様に伺いを立てました。すると、ポセイドンの怒りを静めるためには、アンドロメダを化けくじらの生贄に差し出せというお告げがあったのです(これがカシオペアでないところに、ネレイドたちの嫉妬がうかがえます…)。 ケフェウスは、国を守るため、泣く泣くアンドロメダを海岸の岩に縛り付けました。(下に続く…) (上からの続き…) かわいそうなアンドロメダ姫が一人海岸で震えてると、海がにわかに波立ち始めました。ついに、化けくじらが姿をあらわしたのです!恐ろしい怪物は真っ赤な口を開け、ジワジワとこちらに近づいてきます。アンドロメダはあまりの恐ろしさに、目をつぶりました。 そのときです。 馬の嘶きが聞こえたかと思うと、一人の若者が空から舞い降りてきました。天馬ペガススにうちまたがった、勇者 ペルセウスです。ペルセウスは、魔女メデューサを退治し故郷へ帰る途中、偶然通りかかったエチオピアで、岩に縛られたアンドロメダを見かけたのです。 ペルセウスは化けくじらの前に舞い降りると、すかさずメデューサの首を突きつけました。メデューサは、その顔を見たものはすべて石になってしまうという恐ろしい怪物です。これにはどんな怪物もひとたまりもありません。化けくじらはたちまち石になり、海の底へと沈んでいったのです。 こうしてアンドロメダを無事助け出したペルセウスは、アンドロメダとともにケフェウスの元へ帰りました。やがて二人は結婚し、末永く幸せに暮らしたということです。(ちゃんちゃん!) とまあ、よくいわれるお話はこんな感じです。秋の星座の多くが登場する、なかなかロマンチックで壮大な物語ですよね? がしかし、実際の神話はもっとエグいものでして…例えば、ペルセウスはアンドロメダを見つけた後、まず「あの娘を助けたら俺と結婚させろ」とケフェウスに約束を取り付けてから助けたり、ケフェウスもケフェウスで、アンドロメダをペルセウスと結婚させないために、従兄弟と偽装結婚させようとしたり、さらに、そのケフェウスに腹を立てたペルセウスが、ケフェウスや兵士たちをみんな石にしてしまったり…というものだったりします。でもまあ、「星を見ながらそーいう人間くさいお話はちょっと…」と思われる方は、ロマンチックな物語として覚えておきましょう。基本的には、「白馬(どころか天馬)に乗った王子様がお姫様を助けに来る」というお話ですからね!
 原初には、淡水を司る神アプスー、その妻にして塩水の女神ティアマト、生命力を司る霧の精ムンムのみが存在した。アプスーとティアマトの交わりから数多くの神が生まれ、神々同士のそれからも次々と子孫が増えた。やがて群れた神々のやかましさに耐えかねたアプスーはムンムと謀り、子孫の殺害を計画する。この企みを知った知恵の神エアは、先手を打ってアプスーを殺し、ムンムを幽閉した。
ティアマトは自分の子たちを殺すのは忍びず、沈黙を守った。
 その後エアは、4つの目と耳をそなえたマルドゥクという息子を得た。力強き光の神マルドゥクは父エアに授かった4つの旋風で遊び、仇をなしたため、神々は母神であるティアマトに「マルドゥクを成敗してほしい」と訴えた。しぶしぶながらその願いを聞き入れたティアマトは、マルドゥクに対抗するため、11種類もの怪物を生み出す。そして最高神の証たる”天命の書版”を第二の夫としたキングに持たせ、この怪物軍団の指揮を委ねたのだった。
ティアマトが戦いの準備をしていることを知ったエア側の神々は、マルドゥクを総司令官とすることに決する。マルドゥクは、勝利の暁には自分を神々の王として認めることを条件に、戦いに臨んだ。
 挑発されたティアマトがマルドゥクを一呑みしようと大口を開くと、マルドゥクはそこに突風を送りこんで動きを止める。続けざま引き絞った矢を射て、ティアマトの心臓を突き破ったのだった。
 ティアマトの死に恐れをなした怪物たちは、マルドゥクの網によってみな捕らえられてしまう。マルドゥクはキングから”天命の書版”を奪い、みずからの刻印を押すと、胸にかけた。こうして名実共に、最高神の座を手中に収めたのである。
 マルドゥクはティアマトの体をふたつに裂き、そのひとつから天を創造した。もうひとつを大地とすると、流れ出た血は水となった。キングを殺し、その体から血を抜いて人間を創造し、神々に奉仕させた。また神々を天上と冥界に配置し、その神殿を造営する。
 神々が築いたマルドゥクの神殿における戦勝祝いの大宴会では、至高神マルドゥクの偉大さと神聖さが、盛大に讃えられたのだった。

イザナギイザナミも似たような神話ですね…
ベトナム戦争時の韓国軍の戦争犯罪 非戦闘員の大量虐殺
従軍慰安婦など歴史問題を盾に執拗な反日政策を展開する韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領。 だが、実は、自国の“負の遺産”についてはダンマリを決め込んでいる。 1960〜70年代のベトナム戦争で、凄惨を極めた韓国軍による大量虐殺や性ビジネス。 自国のこととなると知らぬ存ぜぬ一点張りの朴氏。その理解し難き精神構造と身も凍る残虐行為の実態とは−。 今年2月の就任以降、日本に「過去を直視せよ」と迫り、安倍晋三首相との会談を拒み続ける朴氏。 日本の戦争責任を厳しく追及しているが、韓国軍が犯したベトナム戦争での蛮行に目を向けると、 「過去を…」という言葉をそのまま返したくなる。その残虐さは、近代戦争史のなかでも群を抜き、突出しているからだ。 米国の要求に応えて、韓国がベトナム戦争に参戦したのは64年。朴氏の父親である朴正煕政権(当時)が、 世論の反対を押さえて決断した。以降73年までに、米軍以外では最大規模の延べ30万人以上を派兵。 「青龍部隊」「猛虎部隊」「白馬部隊」という先鋭部隊が、激戦区のベトナム中部の海岸地帯に送り込まれ、“拠点防衛”を任されたという。 インドシナでの取材経験が豊富な戦争ジャーナリスト、井川一久氏(79)は“拠点防衛”の実態をこう話す。 「いわゆる『農村無人化作戦』。最初は敵を探し出し、集中的に攻撃する作戦だったが、 なかなか降参しないベトナムの武装ゲリラを掃討するため、民間人が住む農村部を攻撃することにした。 事前通告して村から離れないものはすべて敵とみなして殺害する。米軍と規模こそ異なるが、韓国軍の手口は残虐さを極めた」 井川氏が取材した海岸地帯のフーカイン省トイホア県では、9つの村落で計約900人が虐殺されたとされる。 韓国軍による民間人の虐殺被害者数の全容は不明だが、韓国の雑誌によれば、少なくとも9000人以上との情報がある。 「兵士である男は村にいないので、実際に殺害されたのは女性と子供、そして、老人ばかり。防空壕に逃げ込んだ村民を引っ張りだして片っ端から射殺したり、手榴弾を投げつけたりした。 生き残った村民からは『韓国軍は事前通告をしなかった』という証言も得た」(井川氏) http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131216/frn1312161810008-n1.htm >>2 残虐方式にはパターンがあり、「子供たちの頭や首を切り落とし、手足を切断して、火に投げ込む」 「妊婦の腹から胎児が飛び出すまで軍靴で踏みつける」など、筆舌に尽くしがたい生存者の証言内容が、韓国の雑誌などで報告されている。 韓国軍による慰安婦問題もベトナム戦争の傷跡として重く残る。 井川氏は「韓国軍や韓国の民間人は、村を追われて戦争難民であったベトナム人女性を『売春婦』に仕立てた。 これは事実上の強制連行といえる」と強調。当時、南ベトナムの至る所に韓国人経営の性的慰安施設があり、戦闘地には軍人専用のものがあったという。 「ある韓国軍副司令官の家に呼ばれた際に、10代のベトナム人女性が出てきて『今夜はお宅に連れていっていいですよ』と言われて非常に驚いた。 まさに占領国意識の塊だった。韓国人男性とベトナム人女性の混血児『ライダイハン』は1万5000人いるといわれるが、セックス・ビジネスと無関係ではない」こうした負の遺産は、韓国国内で長い間、封印されてきたが、90年代後半から韓国の市民団体などが調査、報道して顕在化した。 韓国政府はいまだ正式に調査を行っていないものの、2001年に金大中大統領(当時)がベトナム訪問の際に 「不本意ながらもベトナム国民に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と謝罪した。 これに対し、「金大統領の歴史認識を憂慮せざるを得ない。参戦勇士の名誉を傷つけるものだ」とかみついたのが当時、 野党でハンナラ党副総裁だった朴氏。今年9月のベトナム訪問でも朴氏は一切、謝罪をしていない。 「朴氏の発想の原点は『国軍の名誉』というところにある。要は、事実には目をつむるということ。 自分の国の悪いことは一切言わないが、同じようなことが日本にあると攻撃する。 大統領からマスコミ、国民までみんな同じ思考で、朴氏は韓国を映し出す鏡といえる」 本紙の連載などをまとめた『呆韓論』の著者でジャーナリストの室谷克実氏はこう語り、朴氏が抱える矛盾を指摘する。 「事実をねじ曲げて『慰安婦は性奴隷』と日本を批判している韓国人は、ベトナム戦争を体験した世代。 自分たちがやったことは、日本もやったはずだと思い込んでいる」 ファンタジー思考は治らない。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/Sensou/sansen/sub_sansen.html
時あたかもソ連の対日参戦の情報を大本営に打電したのはスウェーデン駐在情報将校の小野寺誠であったが瀬島龍三によって握りつぶされたと考えられる。小野寺はその後少将に昇格した。あるいは大量の中国残留孤児は避けられたかもしれない。

http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/yudayasensou.htm
世界大戦とユダヤ国際金融資本の深い深い関わり.....と言ってもヘブライ人の末裔のユダヤ人のことではありません。

そして福島との因果関係は?
小泉さんのイスラエル訪問は何の意図だったのか?
http://www.asyura2.com/0601/senkyo24/msg/270.html


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